伊藤優孝プロは日本プロ麻雀連盟に所属するプロ雀士です。
「死神の優」と呼ばれるような鋭い打ち筋を見せる雀士でしたが、お年を召してからは「死にかけの優」だよと自虐しています。
かつては桜井章一氏の主催する「雀鬼会」にも参加していましたね。
その頃に最強位を獲り、90年代には雑誌を賑わしていた知名度の高いプロです。
そんな伊藤優孝プロについてまとめてみました。
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伊藤優孝プロフィール
伊藤優孝(いとうゆうこう)
1949年7月11日生まれ
秋田県の出身
日本プロ麻雀連盟 副代表
49年生まれなのでもう67歳なんですね。
90年代に雑誌で活躍を見始めましたが、その頃には40代半ばだったことになります。ものすごく若々しく見えました。
日本プロ麻雀連盟の設立当初から在籍するプロで、現在では団体の副代表も務めています。
昨日は初代九州本部長のタイガー中島様と伊藤優孝副会長が九州リーグの観戦、指導に来られ、対局前にご挨拶を頂戴致しました。 pic.twitter.com/39B7bkBZaH
— 日本プロ麻雀連盟九州本部 (@jpmlkyushuhonbu) 2017年4月17日
雀鬼会に所属
かつて伊藤優孝プロは桜井章一氏が主催する「雀鬼会」に所属していました。
雀鬼会の前身にあたる「日本リーグ麻雀連盟」の第一回大会で優勝。
その縁で雀鬼会発足直後の一回目のリーグから参加しています。
かなりの古株と言えますね。
Vシネマ「雀鬼3」にも敵の打ち手として出演しています。
雀鬼会を離れてからも、長らく雀鬼流の打ち筋でプロの対局を戦っていました。
また、雀鬼流を元に勉強会「漢塾」を創設。伊藤プロを慕って様々なプロが参加しています。
現在の伊藤プロの対局では、雀鬼流の打法はやや影を潜めつつあるようです。
盟友 安藤満プロ
同じプロ連盟に所属していた故・安藤満プロと良きライバルだったイメージがあります。
プロになる前からの知り合いで、伊藤プロが雀鬼会で力をつけたことを知るとすぐさま安藤プロも勉強のために参加していました。
若い頃の二人の活躍は「麻雀群狼記ゴロ」という漫画に描かれています。
主人公安斉が安藤プロ。そのライバル伊原が伊藤プロですね。
といっても作中の伊原は強すぎて今の伊藤プロとはあまり重なりません。
若い時の伊藤プロはこんなに超人的な強さを持っていたのでしょうか。
伊藤優孝の実力は?
伊藤プロは雀魔王というタイトルを獲得して最強位戦に出場。見事に優勝しました。
鳳凰位に一回、発王位に二回。マスターズでも二回の優勝経験があります。
決して少なくないタイトル数だと思いますが、世間ではあまり伊藤優孝プロに強いというイメージは持たれていないようです。
特にネット上では「弱い」とか「下手」という評価が目立ちます。
これには2つの理由が考えられます。
まず、雀鬼流を貫いていたためかなりクセのある打ち方になっていたことです。
現代のセオリーでは明らかに損な打ち方が目立つので、非難されやすいんでしょうね。
もう1つは、伊藤プロが割りと打牌が遅いせいじゃないかと思います。
雀鬼流の人は基本的に打牌が早くて強そうに見えますが、なぜか伊藤プロはよく手が止まります。
長考が目立つプロでも眼光が鋭かったりすると深い思考がありそうに見えますが、伊藤プロはどちらかと言えば柔和な顔つき。
う~ん、う~んと素人が迷っている姿と重なって見えてしまうんじゃないでしょうか。
麻雀プロには見た目の雰囲気も大事ですからね。
【追記】
伊藤優孝プロが2019年の十段位戦で優勝しました。
これで悪いイメージを払拭できるかも。
70歳でビッグイトルホルダーになった打ち手を弱いというのは無理がありますよね。
[ad#co-1]性格
雀力の評判は芳しくない伊藤プロですが、性格などの悪い評価はあまり無いようです。
特に仲間内からは「優孝さんはいい人だ」という声ばかり聞こえてきます。
絶対に他人の悪口を言わず、団体を超えた知り合いも多いことから「まとめの優孝」と呼ばれるほど仲介役を任されていたそうです。
主催する「漢塾」に団体の垣根を超えてたくさんのプロたちが集まっていることからも、その慕われている人柄が伺えます。
離婚歴と中村玉緒との関係?
【伊藤優孝プロの思い出】
市ヶ谷ポプラに毎日通っていた1980年代初頭の手積み・一発裏のご祝儀や赤ドラもない時代に若手プロがよく来ていた。
伊藤さんや安藤さんや石崎さんがつるんで来てたまに対戦したが強かったし、格好よくて憧れの的!
前原さん的な強さで捨て牌は当然グチャグチャ(笑) pic.twitter.com/dbI9Rjs8fO— 中井章博@クラシックBest16無敗伝説 (@an1234nakai) 2017年5月30日
いまではおばあちゃんみたいな顔つきの伊藤プロですが、若いときにはイケメンでものすごく女性にモテたそうです。
モテたという生易しいものではなく、女性がたかっていたと表現している人もいるくらいです。
そのせいでもないでしょうが、複数回の離婚を経験しています。
最初の結婚で娘さんを授かりましたが奥さんとは死別。
その後、当時は数少なかった女性麻雀プロの浦田和子さんと結婚して、大きな話題になりました。
今では浦田プロとは離婚しています。
2011年頃に急に伊藤優孝プロが再婚していたのではないかと話題になりました。
TV番組で中村玉緒が韓国旅行に行った時のVTRが放送されて、そこに伊藤プロらしき人が映っていたそうです。
この伊藤プロが、旅行に同行していた「中村玉緒の娘の旦那」ではないかと噂されることになりました。
もしそうだとすると、伊藤優孝プロが中村玉緒の義理の息子になったということになりますね。
しかし、この噂はガセっぽいですね。
伊藤プロがその旅行に同行していたのは確かなようです。
ただ、中村玉緒が伊藤プロのことを「先生」と呼んでいたとか。
伊藤優孝プロはしょっちゅう海外のカジノに遊びに行くほどのギャンブル好き。
中村玉緒もパチンコ好きで知られているのでギャンブルは嫌いではないでしょう。
二人がもともと知り合いで、韓国のカジノに行くのに伊藤プロをギャンブルの先生として誘った、というのが真実ではないでしょうか。
本当に中村玉緒の身内になったのなら、さすがにちょっとはニュースになると思います。
まとめ
伊藤優孝プロについてまとめてみました。
私の世代だと、ビデオ映像が残されるようになってからの最強戦での優勝が記憶にあるので強いプロのイメージがあります。
いまの麻雀ファンにはあまり強さを評価されていないようですね。
すでにプロ連盟の重鎮になってしまっていますが、再び評価されるような活躍を期待しています。