古久根英孝プロは元最高位戦日本プロ麻雀協会に所属していたプロ雀士です。
飯田正人プロや金子正輝プロと同世代に活躍した強豪プロで、最高位に三度輝きました。
今では第一線を退いて居酒屋を経営しています。
とはいっても、TV対局などではいまだに活躍を見ることができますね。
多くの麻雀プロから師と仰がれる古久根英孝プロ。
そんな古久根プロの気になる噂についてまとめてみました。
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古久根英孝プロフィール
古久根英孝(こくねひでたか)
1957年9月26日生まれ
秋田県の出身
現在はフリープロ
過去には最高位戦やRMUに在籍
1980年代から90年代にかけて最高位戦日本プロ麻雀協会で活躍していました。リーグ戦の頂点「最高位」に三度も輝いています。
2006年、最高位戦を離れて土田浩翔プロとともに日本麻雀機構を設立。
2007年には競技麻雀団体のRMUも設立してリーグ戦にも参加しました。
2010年には団体を離れてフリープロの立場になっています。
居酒屋の経営を始めて麻雀プロとしては半分引退の状態でしたが、近年ではネットの麻雀番組で再びその姿を見ることが増えてきました。
ぞんざいこくねさん
私が古久根プロを初めて知ったのは、漫画「まあじゃんほうろうき」(西原理恵子著)に登場した時。
この漫画ではいろいろな麻雀プロの活躍やダメっぷりが赤裸々に描かれていましたが、しっかり者の古久根プロはあまり西原さんにイジられる場面はありませんでした。
「ぞんざいこくねさん」と呼ばれて、似顔絵もこんな絵にされていました。
ダンディーな今と違って、当時はそんなにキャラが薄かったんでしょうか。
雀風
打ち筋は「ノンラス打法」と呼ばれる、手役にこだわらないバランス型。
受け入れを広げる打法を好み守備も重視しています。
また捨て牌からの「山読み」も得意としています。
現在主流の打ち方とは少し異なりますが、古久根プロを師と仰ぐ現役プロにはこの打法でバリバリ結果を出している人もいるようです。
古久根プロは左手で麻雀を打ちます。
サウスポーの雀士は少なくありませんが、TV対局などで目にするとどうしても違和感があります。
これは、麻雀のそのものの仕組みが右手仕様になっているので仕方ないことではありますね。
そんな中でも古久根プロの摸打は非常にキレイで、不自然さをほとんど感じさせないのが特徴です。
古久根麻雀塾
【20:00開始 麻雀スリアロch】古久根麻雀塾 実践編Vol.11
古久根英孝氏の実践対局を元にしたわかりやすい実践的講座!
– 麻雀ウォッチ https://t.co/EZTIGF3i5V— 麻雀ウォッチ (@mjnewsnet) 2017年6月9日
古久根プロの打ち方の基礎を教える「古久根麻雀塾」という番組があります。
ドラや手役にこだわらずメンツを効率的に作る「6ブロック打法」を中心に講義しています。初心者向きということになっていますが、局の後半に対応を迫られる難易度の高い打ち方です。
個人的には、この打法は初心者には向いていない気がしますね。
[ad#co-1]下界の麻雀?
「下界の麻雀」は「沖ヒカル改造計画vol4」という麻雀番組で古久根プロが口にした言葉のこと。
駆け出しプロの沖ヒカルに麻雀を教えるゲスト講師という立場で、解説室から対局を見ていたいた時に出てきた言葉です。
と言っても「下界」と称されたのは沖さんではなく一緒に打っていた別のプロです。
簡単に説明します。
点棒のない最高位戦のいわますみえプロがかなり無茶な混一色仕掛けをスタート。
プロ協会の矢島学プロがテンパイに向かって一直線。3フーロ目に生牌の白まで鳴かせる。
いわまは3つ鳴いても手の内バラバラ。4枚しか無い手牌がくるくる入れ替わりなんとかテンパイ。さらにトイトイに変化する。
同順矢島はチャンタをテンパイ。チャンタを崩していわまの現物を切ってノミ手のテンパイにもできたが、危険牌を切ってチャンタのリーチ。その牌でいわまに放銃。
これを目の当たりにした古久根プロが「茶番だね、この局。下界ではこういう麻雀が流行ってるの?」と口にしました。
文字にするときつい表現に見えますが、実際には意外な展開を面白がっていただけで批判している感じはありませんでした。
それまで「矢島くんは穴が少ないね」と評価していたのに、突然ドンジャラ的な麻雀が始まったので思わず笑ってしまったというところでしょう。
いわまプロの仕掛けはダメ元でやってみる価値はあると思いますし、矢島プロもバラエティ寄りの番組内容を考えて突っ張っていったフシがあります。(少なくとも最後のテンパイはリーグ戦なら現物を切ったはず)
しかしこれ以降しばらくは、対局番組での矢島プロの打牌に「下界」とコメントが付くようになりました。
古久根さんの居酒屋
現在、古久根プロは日本橋茅場町のビル内にある「酒蔵 大関」という居酒屋を経営しています。
古久根プロがやっているお店、ということを強くウリにしている様子はありません。
雰囲気のいい、料理が自慢の落ち着いた居酒屋さんのようです。
その料理の腕前は松嶋桃プロの料理番組「MOMO’sキッチン」で披露されていました。
それにしても、あのナイスミドルの風貌と麻雀打ちという要素。さらに料理のお店を出してしまうほどの料理の腕前の持ち主とは。
いかにも女性にモテそうです。
まとめ
古久根英孝プロについてまとめてみました。
麻雀プロとしては引退しているのかもしれませんが、若いプロにも支持されていていまだに強いプロとして名前が挙がります。
昔を知っているファンとしては、再び対局番組に出てくれるのは嬉しいですね。
ノンラス打法での活躍をもう一度見れることを期待しています。