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【Mリーグ2019】レギュラーシーズン終了時の感想

今年もMリーグのレギュラーシーズンが終わってしまいました。寂しい。

まだセミファイナル・ファイナルと続きますが、フラットな状態で打つレギュラーシーズンがやっぱり一番楽しいんですよね。

というわけで今季の闘いを振り返って感想を書いてみました。

Contents

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チーム順位と感想

 

1位:フェニックス

フェニックスは楽勝の1位。

シーズン後半に首位に立ってからは一度も落ちることなく安定の走りを見せた。

新加入の和久津プロは不調だったが、近藤・魚谷の両プロがそれを補って余りあるポイントを叩き出している。

とくに去年苦戦した魚谷プロが復調したのが大きかった。

 

 

2位:アベマズ

アベマズも白鳥・多井のダブルゲッターが効いている。

稼ぎ頭が2人いると楽だなあ。

今年の多井プロはダメそうだったのに、終わり際にはきっちりまとめてくるあたりはさすがだと思う。

大マイナスの松本プロはひたすら不運が目立った。

逆に日向プロは疑問手が多かった気がする。

 

 

3位:麻雀格闘倶楽部

中上位にきゅっとまとまったのが格闘倶楽部。

三人がプラスで唯一赤字の藤崎プロも1ラスぶんくらいにマイナスを抑えている。

一番派手にバチバチやっているチームなのに、一番おとなしく予選通過した。

 

 

4位:サクラナイツ

一時期トップにいたサクラナイツだが、終盤は結構危ない位置まで落ちてきてた。

ほぼ沢崎プロのワンマンチームだった印象。

岡田プロは日ごとに打ち筋にムラがあるのが気になった。

安定している日と危なっかしい日の差が大きい。

 

 

5位:雷電

終盤の黒沢プロの四暗刻がなければ足切り争いに巻き込まれていた。

ハギーは去年よりマイナスが大きいけど、打ち方は今年のほうが安定していたと思う。

あと、麻雀関係ないけどハギーは髪を上げないほうが若く見えていいのでは。

瀬戸熊プロはなかなかMで弾けないねえ。

 

 

6位:パイレーツ

ギリギリの通過。

どうして二年連続で私の一推し(パイ)二推し(ドリ)の争いになるのか。

結局プラスになったのがコバゴーだけという危なっかしい結果になった。

頼みますよ、決勝は。

新メンバーの瑞原プロは、数字こそ伸びなかったけど打ち筋は見ていて安定感があった。

 

 

7位:ドリブンズ

泣ける。

レギュラーシーズン半分終了時の感想ではもう無理と思ったけど、最終日にはちょいプラで追いつくという信じられない猛追をみせてくれた。

去年大沈みした村上プロが活躍したのがうれしい。

わずかに力及ばずだったけど見ていて熱くなれた。

 

しかし園ケンがこんなにマイナスを叩くとは…。

丸山プロの出番は規定最低の10回だけ。これは最初から決まっていたみたい。トップはデビュー戦でとった1回のみだったが、全編通していわゆる大ミスは一度もなかったように見えた。

 

 

8位:風林火山

麻雀はメンタルが大きく左右するゲームだ。

かなりの強者でも、心が揺れて打ち筋が乱れるのを何度も見たことがある。

俗に言うキレ打ちってやつね。

さすがにプロの対局でキレているのはあまり見ないが、プロだって人間だから細かい判断ミスが増えるのは避けられない。

そういう意味では今年の風林火山はきつかろう…。

そう思って低めの順位を予想していたが、ここまでズブズブになるとは予想外だった。

なにせ去年はバツグンの安定感だったから。

 

勝又プロの最終日オーラスのカン3索での和了は良かった。

ああいう場面で手を崩すのは非常にまずいと思っている。

なんだかんだで勝又プロは好きだわ、やっぱり。

 

その他の出来事の感想

 

園ケンが専業に

園田プロがサラリーマンとの二足のわらじを辞めて麻雀専業になった。

正直、昼サラリーマン夜Mリーガーというのは仕事人みたいでキャラ的に良かったと思う。

とはいえ真面目に麻雀に取り組みたいという姿勢は応援したくなる。

沢崎プロがインタビューで「Mリーグのために引っ越した」と言っていたときも同じように感じた。

 

沢崎プロについて

2018年のMリーグは園田プロが強烈な存在感を示した。

その意味だと2019年は沢崎プロの年だろう。

他の選手にない独特の手順。

ピンクのユニフォームにサクラブレード、丸っこい体型というかわいらしさ(あと少牌とNリーチね)。

熱闘でおでん作っているところが映ったり、「防振り」タイトルが胸に入って突っ込みどころが生まれたりと、キャラが際立つツキもあった。

 

その反面、解説はあまり得意では無さそうだ。

オカルト全開なのはいいとして、状況把握のケアレスミスが目立った。

まあ、モニター越しに場況を見ることに慣れていないだけかもしれないが…。

 

打牌の遅さをなんとかして

時折やってくるスローペースの対局をなんとかしてほしい。

難しい場面で考えるのは別にいい。

けど、ツモる動作までもったりするのはさすがに勘弁してよと思う。

 

試合中に指導が入るのか、ときおり急にペースが上がることがある。

やればできるんじゃないか。

だったら怒られる前にやってくれ。

 

ところが別日の試合になると速くなったスピードがまたスローに。

指導じゃなくてイエローを出さないとなかなか改善しないだろう。

 

新しい解説陣はGOOD

レギュラーシーズンが佳境に入ってくると、選手以外の解説者が起用され始めた。

去年は土田プロ・内川プロくらいしかいなかったが、今年は金・山井・渋川と喋りに定評のある新しい人が呼ばれた。

全員とても良かった。

やはり外部の人のほうが、リーグ参加者が解説するより自然な感じがする。

呼ばれればMリーグに対するアピールになるし、選手側・運営側の双方にメリットあり。

有力な選手はどんどん呼んでほしい。

 

土田解説はイマイチ

その反面、土田プロの解説は悪い点がいくつも目についた。

新解説と比べるとどうしても見劣りしてしまう。

はっきりいうと「衰えたなあ」という印象だ。

 

  • 単純な間違い
  • 冗長なオカルト理論
  • 解説中に黙る
  • 選手の打ち方への無茶批判

 

何度も呼ばれているので(悪い意味で)緊張感がなくなったのだろう。

だらけているように感じた。

やはりこの人の解説には片山まさゆき的なツッコミ役が必須だ。

 

熱闘!Mリーグは相変わらずつまらん

熱闘!Mリーグは地上波でも流れるようになってから本当につまらない。

何度も同じこと言うようだけど、出演者の中でMリーグを観てるのってじゃいさんと中田さんだけでしょ。

その他の人はトークの内容で観戦してないのが丸わかり。

真剣な表情がどうとか迫力ありますねとか、毎回薄い感想を聞かされるのはしんどい。

 

それと、麻雀知らないゲストを呼びまくっているけど何なの、あれ?

ただでさえ短い放送時間を圧迫するし、呼ばれた本人にしたって視聴者の反感を買うだけでメリットないでしょ。

あれで麻雀人口が増えるとも思えないし意味不明なキャスティングだ。

 

もう一つ気になったのが、武田雛歩さんが受けるプロ試験の密着企画でのくだり。

プロ連盟の合格率が1割の狭き門、みたいに説明されていたけどそんなわけない。

年度によっては全員合格するくらいだ。

 

最強戦の森山解説も相変わらずだった

Mリーグとは無関係だけど「麻雀最強戦2020超攻撃型プロ決戦」を観戦した。

いい対戦カードだったのに無能な解説のせいでぶち壊し、という記憶しか残っていない。

しかもこの騒動のせいで、Mリーグ中のコメント欄に森山関連の内容が増えて目障りこの上ない。

 

そもそも解説:森山茂和という文字を目にして、観戦前から嫌な予感しかしなかった。

でも、私が連盟の対局を見ないようになってから久しい。

あれから麻雀界を取り巻く環境も大きく変わった。

ひょっとしたら森山氏の言動も変わっているのでは……と期待したが相変わらずのクソ解説だった。

 

プロらしい論理は皆無のくせににオカルト理論でひたすら選手を口撃。

挙句の果てに、形テンとった他団体の選手に「麻雀やめたほうがいい」だと。

絵に描いたようなパワハラを見せられた。

ダメだ、十段戦騒動のころから1ミリも変わっていない。

案の定、その言動はさくっと炎上。

正式な抗議まで受けてツイッター上で謝罪するはめになった。

頼むからもう表に出てこないでくれ。

 

実は、この最強戦騒動の感想記事を試合の翌日に書いたのだが、あまりにもボロカスに書きすぎてアップできなかった。

それくらい不愉快な出来事だった。

 

まとめ

細かい不満はあるにせよ、Mリーグは今年も楽しく観戦させてもらっています。

というかMリーグのスピードに慣れちゃうと、他の対局番組がかったるく感じますね。

最強戦の入場シーンとか合間のエキシビジョンとか、茶番すぎて見てらんないもん。

 

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