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【レギュラーシーズン半分終了】Mリーグ2019の感想

 

2019年のMリーグもレギュラーシーズンの半分が終了しました。

私の予想全然当たってねー。

Mリーグ2019ドラフトを見た感想と今年の優勝予想
7月9日にMリーグ2019のドラフトが行われました。 生中継を見たのでその感想を書いてみます。 ちょっと不満多めです。 ついでに、去年ハズしたのを懲りずに今年の優勝予想もしてみました。 Mリーグ2019ドラフトルールのおさらい ★ドラフト新...

 

これから年末年始でしばらくオフシーズンです。

テレビもつまらないし夜が暇ですね。

というわけで、ここまでの試合を見ての感想いろいろを思いつくままに書いてみました。

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Contents

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チーム順位と感想

 

■1位 サクラナイツ

予想に反してサクラナイツが首位をキープ。

沢崎プロが荒稼ぎしたポイントを内川・岡田両プロがあまり吐いてないのでこの位置。

しかし、1位なのに強えーという印象はあまりない。

 

 

■2位 アベマズ

昨シーズンずぶずぶに沈んだ白鳥プロが連対率76%の絶好調。不調の松本プロの負けをカバーしている。

この2人の実力が去年と大きく変わるはずもないので、やはり麻雀の数十戦は実力を計るのに短すぎるのか。

それを考えるとこの短期間でも安定して数字を残す多井プロはやはりすごい。

 

 

■3位 麻雀格闘倶楽部

去年と同様にはじめは沈む寿人プロ。

違うのは前原プロのプラスが大きくて順位をキープできているところ。

 

 

■4位 フェニックス

近藤プロが200ポイント越えの大活躍。今シーズンはオヤジが強い。

和久津プロが復調できるかがカギになりそう。

フェニックスは全員キャラが立っているのでつい応援したくなるチームだ。

 

 

■5位 風林火山

安定としか言いようがない戦いぶり。

大トップでもダンラスでもこなすべきミッションを淡々とこなしている。

今年は心理的に打牌に乱れが出るかと思ったが、その様子はまるでない。

 

 

■6位 雷電

瀬戸熊プロが好調で、萩原プロがそのぶんそっくりマイナスになっている。

昨シーズンから通して、黒沢プロの守備力の高さに感心させられることが多い。

セレブは意外に倹約家だ。

 

 

■7位 パイレーツ

私が優勝予想したパイレーツは7位と低迷。

まあ3~7位のポイント差はあってないようなものだけど。

選手全員がプラマイゼロから1トップ1ラスのポイント圏内にいるのもパイレーツらしい。

しかしダントツからスッタンに振るかね。

なんか去年もこんな不幸があったような…。

 

 

■8位 ドリブンズ

一番意外だったのがドリブンズのこのダンラス状態。

観戦していてもなにが理由でこうなったのかよくわからない。

飛び抜けてアンラッキーだったわけでもなく、大きなヘマをしたようにも見えない。

あれよあれよという間に300オーバーの大マイナスになってしまった。

まだ半分とは言えさすがに厳しいか。

園田プロのメンタル揺れを目にしたときは驚いた。

 

個人順位と新人の感想

 

■沢崎誠

決め打ちが鋭く、人よりターツ落としの判断が1シャンテン早い。

字牌の対子が2組ある手からタンヤオに出かけたりする。

競技歴が長いので絞りもきつい。

それはいいけど、ものすごく損な手組みも目につく。

今は周りが読んで勝手にハマっているけど、この打ち方だと長期で成績を残せないような気がする。

あと、捨て牌の指離れの悪さと三味線気味の間のとり方も気になった。

 

 

■藤崎智

ここまでラスなしは忍者らしいけどトップまでが遠かった。

二連勝までは結構厳しい数字だった。

やや押し気味にしているけど、ベースの手数が少ないからMのルールだと苦戦しそう。

 

 

■内川幸太郎

打牌に違和感がなく成績も普通なので印象が薄い…。

一つ覚えているのが、11/5の試合で異様に切るのが遅かったことくらい。

何だったんだ、あれは?

 

 

■岡田紗佳

はじめは危なっかしい打ち筋だったのが普通に戻った、と思ったら中盤また乱れた。

点数を間違える女流プロに対して批判的な発言動画が出た後に、自分で間違えたことへの批判の影響だろうか。

Mリーグ初の同点トップを取ったときの発言は良くなかった。

計算間違いで陥落したのは仕方ないけど、それを対局直後に口にするのはダメだと思う。

誰だって自分の打牌に言い訳したいのを黙っているのだから、一応はトップの立場でそれをやっちゃまずい。

 

 

■瑞原明奈

新人の中ではもっとも安心して見れた打ち手。

しいて違和感を挙げるなら、12/6の試合で西より東を先に切って振り込んだところか。

凡人の私なら何も考えずに西を切っているので。

七対子を警戒したのか。でも、この早いリーチに東と西の単騎確率に差があるかな?

と思っていたら、本人の解説があった。

 

なるほど、捨て牌の発と東の比較なのね。

この理論が正しいかどうかはともかく納得はいった。

また彼女の真意とは違うがこんな意見も。

 

いわゆる反射読みってやつね。

勉強になる。

 

ちなみに、自分が西を切るからといって東での放銃を単純に批判はできない。

なぜならMリーグの他の試合で(どの試合か忘れたが)瑞原プロのこういう思考により放銃を避けた局面があったから。

そちらの神回避とこの放銃を足して2で割るのが正当な評価だ。

 

 

■日向藍子

なんとなく自信なさげで安定しないイメージが強い。

とくに11/21の試合は消極的すぎてらしくなかった(トップだったけど)。

直近に身内の不幸があったようなのでそれが影響していたのかも。

それはそうと、切る前に牌を手牌にカシャッと当てるクセは直したほうがいいと思う。

 

 

■丸山奏子

強烈な初日が出たけど二日目がなかなか出ないで成績が振るわず。

回を重ねるごとに打ち方がおかしくなっているような…。

12/5の出番では単純な手順ミスが多く目についた。

チームが不調なので余計にプレッシャーがかかっているのもありそう。

とりあえずツモった牌をすぐに上下くるりと直すのはやめたほうがいい。

 

 

■和久津晶

すべての試合で違和感があった。

やたら早く手仕舞いしたりクズ手で押したり。

RTDから感じていたけど和久津プロってこんな打ち方だっけ?

以前はもっとストレートな現代風の打ち方だった記憶がある。

連盟Aルール(一発裏なし)での戦略に引っ張られている印象。

 

疑問手はいろいろあるけどすぐ思い出せるのは19年最終試合オーラスのこれ。

初トップに水を差すようで申し訳ないが…。

 

牌譜引用 トガシの麻雀X研究所

 

和久津プロはここから7Pを切って筒子258の受けを36P3万にした。

普通は3P切りなのでは。

ポンテン重視ならドラ表受けを嫌う8ソー切りもある(こちらは4Pもポンできる)。

何か深い理由があるのかもしれないけどわからなかった。

 

その他の感想

 

たろう多牌

11/1の試合でたろうプロが多牌した。

理由ははっきりしていて、昨シーズンからのルール変更によって。

去年は親が理牌してから第一ツモを取ったが、今年は配牌起こしてすぐに取ってもいいことになった。

去年の理牌→ツモのルーティーンが染み付いていて、ツモ→理牌→ツモとやってしまった。

少牌はともかく多牌は珍しい。

 

コバゴーがポンテンとらず

11/8一回戦東4局に、小林プロが2000点のポンテンを取らなかった。

他の選手ならともかく、小林プロは確実に鳴くと思ったので意外に感じた。

 

3ソーが打ちきれなかったらしい。

パイレーツのこういう感想戦はファンにとってありがたい。

 

萩原の手順ミス

牌譜引用 トガシの麻雀X研究所

 

11/7二回戦の東3局。

前順の3P切りは七対子を睨んだのだろうけど、普通に6P切りでいいと思う。どうせ5P重なってもピンフにするし。

そして3万ツモったこの牌図から2万切ったがこれはミスだろう。

これでは一盃口が消えてシャボ受けもなくなり8ソーが遊び牌になってしまう。

索子と萬子の危険度に差もなさそうだし、タンヤオ確定の8ソー切りでいい。

どうしても萬子受けがイヤなら4万切りか。

 

白鳥の送り込み好プレー

11/25の一回戦南3局。

流局間際で白鳥プロがノーテンのポンを入れた。

安牌に困った様子の沢崎にツモを回す地味だけど好プレー。

結果、沢崎プロの振り込みになった。

こういう送り込みはプロの対局でよくあるけど成功したのは初めて見た。

 

松本の見せ牌イエロー

11/25二回戦の対局で松本プロが2枚見せ牌でイエローカードを食らった。

どうも牌がベタついていたようで、その後もくっついている様子が何度か確認できた。

Mリーグって合間に洗牌しないのかね。

不調時にこのカードは気の毒だった。

 

手牌の上にツモ牌置くな

連盟のプロでRTDに出てない選手は、全員ツモ牌を手牌にのせる。

11PMから続く昔ながらのTV対局用の所作だが、見せ牌の原因だからもう禁止したほうがいい。

ツモは右端に置けば見える。

 

流局時の手牌公開の所作

流局したときのテンパイ・ノーテン宣言がやたら早い(遅い)選手が数人いる。

遊びの麻雀だと適当だが、正式には親から南西北の順で宣言する。

テンパイやめができないルールなのでこの所作はかなり重要なのだが、あやふやな選手がいるのだ。

プロ団体ではこういう基本動作を教えないの?

 

王牌くずすな

何人か裏ドラをめくる時によく山を崩す人がいる。

プロとしては雑すぎる。

素人が打っていても普通あんなに崩れないよ。

 

カエル連発

Mリーグが続くにはスポンサーの存在が欠かせないが、CMは相変わらずアベマ番組のお知らせばかり。

フォローされたら終わりとか乃木坂の番組とかバリュープロポジションがどうとか。

どれも見ていないけどCMだけでお腹いっぱい。

シーズン中盤には通信節約モード(カエル)のCMが連発した。

ひどいと4連とか5連とか。擬似連かよ。

ここの広告枠は売れないのだろうか。

 

熱闘Mリーグがつまらない

熱闘Mリーグって誰を対象に番組を作っているんだろう?

Mリーグを見てない人?

観戦者にとってダイジェストや無駄なしゃべりは不要なんだけどなあ。

地上波用の30分にするため、いい企画があらかた削られてしまった。

 

新しくはじまった子供雀士の企画もちょっと…。

年端も行かない子供がTVに出ていると、そこはかとなく不安な気持ちになる。

ただ、子供と打つ中田さんの対応はよかった。

麻雀への姿勢だけでなくタレントスキルも高いと思った。

他の活動はよく知らないけど、この番組での中田花奈さんへの印象はめちゃくちゃいい。

 

審判のサイレント指導

12/13日の試合中に不自然な中断があった。

視聴者には聞こえなかったが、どうやら審判から「早く打て」と指導があったみたい。

再開後に多井プロが逆ギレしてるかのように早切りを続けたので想像ついた。

確かにその卓は摸打がもっさりしていたので指導が入るのはおかしくない。

けどなぜ指導を隠すんだろう。

 

その日とは別だが、村上プロの強打にも指導が入ったんじゃなかろうか。

12月に入ってからあきらかに打牌がソフトになっていた。

ひょっとすると批判を受けて自分で修正したのかもしれない。

 

土田解説多すぎ

昨シーズンの決勝に解説で呼ばれた土田プロが、今年は予選から何度も登場している。

多すぎてお腹いっぱい。

ツッチー解説は色モノなのでたまにでいい。

片山先生のような「ちょっと何言ってるかわからないです」と突っ込める気のおけない相方がいれば中和できるが単独だとクドいのだ。

 

しかも土田プロも齢なのか状況把握能力の衰えを感じる。

以前はオカルトを語りながら理論のほうも他者の追随を許さなかったものだが、今は見落としが多いのでテキトーおじさんになりつつある。

テキトーおじさんは別にいいけどテキトー理論で選手を批判するのは勘弁してもらいたい。

たとえば12/9一回戦の東3局のこれ。

 

牌譜引用 トガシの麻雀X研究所

 

石橋プロの振り込みに「なんで出たの?」とびっくりしたような解説していたが、こんなもん3ソー切るに決まってる。

1万抜いてもいいけどどうせ次順困るなら手を進めたほうがトータル失点率は低そう。

突っ張るなら8万よりドラをまたがない3ソーから。

 

私が視聴中に思ったことを白鳥プロが言及してくれていた。

こういう意見は貴重だ。

ところが翌日の試合ではこのツイートに、「辛口解説を認めないヤツ」みたいな批判がコメントで飛んでた。

いやいや、このツッチー解説は辛口じゃなくて間違いだから。

 

土田プロは以前も解説でプチ炎上したことがある。

萩原リーグという番組でとある選手を独自理論で批判したとき。

比較的荒れにくいニコ動のコメントがかなり荒れた。

批判コメントは無視するのが基本だが、あまりにひどくて番組中に言い訳せざるを得ない事態になったくらい。

あれの二の舞はカンベン。

選手としてオカルト打法を極めるのは自由だが、それで他者を攻撃すると言いがかりにしかならないので注意してほしい。

 

松嶋実況にリラックスムードが

実況の松島プロはMリーグにようやく慣れてきたように見える。

よそ行きの雰囲気がラフになってかなり聞きやすくなったと思う。

思えばRTDからずっと硬かった。

協会実況・スリアロ実況と比べて、関係性の薄いプロ(連盟)が多かったせいだろう。

解説のゲストによってはまだ硬いが。

 

日吉実況は慣れたようでやっぱりうるさい

反対に日吉プロの実況は、慣れた連盟プロがゲストのほうが聞きやすい。

白鳥プロや瀬戸熊プロなどがよかった。

あのハイテンションや噛みグセをいじれる相方のほうがいい。

 

あの実況に少しは慣れたけど、とはいえやっぱりうるさい。

ちなみにグーグル検索で「Mリーグ 日吉」と打つと「うるさい」とサジェストが出る。

検索候補が出るようになればプロとして一人前だと思う。

 

最強戦が間延びして感じる

最強戦を見たけどMリーグに比べてかったるい。

戦前のインタビューV煽り、意味無し予想、大仰な入場シーン、対局間のエキシビション。

すべていらん。

たしか2018の初期はMリーグでもインタビューやってたけど今はない。

そういやレーダーチャートも出ないけど廃止されたのか?

同じように見えて細かくブラッシュアップされている。

 

Mリーグでは削ぎ落とされた不要物が最強戦だと全部残ってる。

製作のノリが昔の大晦日の格闘技特番の時代のままのセンスだ。

試合時間が合計1時間ほどなのに、6時間ぶっ通しで煽りVを流すようなヤツね。

今はコンテンツが多すぎて、誰もそんな薄味の番組なんか見ている暇がない。

 

久しぶりに伊藤優孝プロを見たが、ゆっくりとした打牌に月日の流れを感じる。

男ならぴしっと牌を切れ、というタイプの人だったが。

同世代の雀士が少なくなってしまったので、これからも元気で頑張ってほしい。

 

まとめ

感想を書くとどうしても文句ばかりに見えてくるけど、Mリーグは十分楽しんでいます。

他の対局番組をあまり見なくなってしまうくらい。

自動配牌に慣れるとサイコロ振るのも長ったらしく感じてしまうから困りますね。

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