7月9日にMリーグ2019のドラフトが行われました。
生中継を見たのでその感想を書いてみます。
ちょっと不満多めです。
ついでに、去年ハズしたのを懲りずに今年の優勝予想もしてみました。
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Mリーグ2019ドラフトルールのおさらい
★ドラフト新ルール
- 2019年からドラフトにウェーバー制が導入されて前年の下位チームから指名できる。
- なので指名かぶりは起こらない。
- 1チームの上限が3人から4人に引き上げられた。
- 3人のままでも継続は可能。
- しかし、1チームに必ず1人以上は女性を所属させなければならない。
- 8チーム目に株式会社KADOKAWAが加盟した(チーム名は未定)。
★さらに事前情報
- ドラフトまでに現在所属している選手は全員契約更新が発表されている。
- 来季の試合数は増える。(詳細はまだ)
- フェニックスは4人目獲得を明言している。
- ドリブンズは候補選手をあらかじめ発表している。(水口美香・日向藍子・愛内よしえ・丸山奏子・瑞原明奈・岡田紗佳)
- 達也プロは今年も指名候補に入っていなそう。お店を健麻に変えた猿川プロは入っていそう。(※ソース無しの個人的予想)
【追記】
ドラフト後の取材で試合数の増加やセミファイナル制への変更が公式発表された。
ドラフトの順序としては、KADOKAWAがまず3人指名。
以下、4人目獲得をするチームが去年の下位から順番に指名する。
- 雷電
- フェニックス
- パイレーツ(※)
- 格闘倶楽部
- アベマズ(※)
- 風林火山
- ドリブンズ(※)
- KADOKAWA
(※)の付いたチームは女性がいないので、必ず女性を指名することになる。
他のチームは4人目を獲得するかは任意。
KADOKAWAは4人目を獲るなら最後の指名になる。
まとめると2019のドラフトでは
最低でも6人は新選手が加わる。(フェニックスの宣言を信じるなら7人)
内4人は必ず女性になる。
すべてのチームが4人目を指名したとしても新選手は最大11人まで。
21人選ばれた初年度に比べるとかなり狭き門になっている。
とくに男子プロは厳しい。
新ドラフト制度の感想
8チーム目の参入はうれしいですよね。
新しい選手が増えるのもいいし、そもそもチーム数が4の倍数になっていないのは麻雀好きとしてなんか気持ち悪いので。
KADOKAWAの参入は意外なようなそうでもないような…。
ニコニコとアベマがパートナーシップ契約を締結したニュースもあったので、聞いたときにはなるほどねと思いました。
女性を無理やり入れる制度は個人的には反対。
ほっといても女性の加入は進むだろうし、チームの個性を消してしまうのでは。
おじさんだけのチームがあってもいいじゃない。
これがあると逆に女性のみのチームなんかも作れなくなってしまいます。
人気促進はわかるけどちょっと早急な気がします。
いろいろあったけど結局いまの選手は全員契約更新になりました。
これ契約切るほうが難しいですよね。
グッズもたくさん作ったろうし。
それを考えると条件満たしているチームは4人目を気軽に獲らないかも。
それなりにお金もかかるからね…。
それでも、風林火山は4人目を入れざるを得ないだろうと予想。
ことの真偽はわからないけど、ここ二ヶ月の麻雀動画では例のスキャンダルの話ばっかりだもん。
直前にあったM駅伝の開幕戦では、タッキーがリーグ戦で休んで2人だったから気まずいことこの上なかったし。
3人体制だと今後もこういうことは起こりえます。
薄めるしかない、まだ見ぬ4人目の戦士で。
Mリーグ2019ドラフトの結果と感想
ここからは指名順にドラフトの結果と感想を書いていきます。
赤文字が新加入の選手です。
KADOKAWAサクラナイツ
内川幸太郎
岡田紗佳
沢崎誠
4人目:無し
チーム名は番組初っ端で発表された。
サクラナイツ(桜騎士)だって。
内川プロが選ばれるのは誰もが予想していたところ。
最初に3人指名するKADOKAWAに持っていかれる可能性は高かったので納得。
2人目は成長著しい岡田プロ。
ただ個人的に、岡田プロはここ一年Mへの執着が見えすぎてちょっと引いていた。
近麻のコラムとか漫画(原作)でMリーグの話ばっかりなんだもん…。
沢崎プロは意外だった。
いわゆるレジェンド世代では、運営を一生懸命している真面目なイメージがある。
そこを買われたのかな。
3人目に沢崎プロを指名したので4人目は獲らないだろうと思っていたら案の定。
しかし絵に描いたような連盟縛りで応援する気が無くなるなあ。
新チームなのになぜかフレッシュさを感じにくい。
チーム雷電
萩原聖人
瀬戸熊直樹
黒沢咲
新加入:無し
入るとしたら萩原プロが気に入りそうな人だよな~。
誰だろう?と思ったら指名なしだった。
この3人はそのほうがいいのかも。
ハギーのスケジュールによっては2人回しの時期がありえるのが心配なところ。
セガサミーフェニックス
魚谷侑未
近藤誠一
茅森早香
新加入:和久津晶
4人目獲得を明言していたフェニックス。
獲るなら女性だと思ったけど和久津プロとはね。
相変わらずよくわからん顔ぶれ。
ただ和久津プロはたしか茅森プロと仲が良かったはず。
何かの番組で下の名前で呼び合っていた記憶がある。
魚谷プロとは同団体だし。
そう考えるとアリなのかなと。
しかし近藤プロはいつも控室でどう過ごしているのだろう。
連盟以外の男子プロに指名があるとすればここが一番のチャンスだった。
見ていたいろいろなプロががっかりしただろう。
U-NEXTパイレーツ
小林剛
朝倉康心
石橋伸洋
新加入:瑞原明菜
パイレーツは天鳳を打っている女流から選ぶと思ったので予想通り。
水口プロと二択だったのではないか?
候補にあがった女流の顔ぶれを見ても他の人だとイマイチしっくりこない。
瑞原プロは人気も才気もあふれすぎている。
KONAMI麻雀格闘倶楽部
佐々木寿人
高宮まり
前原雄大
新加入:藤崎智
このチームは格闘倶楽部の投票選抜の中から選ぶに決まっている。
寿人プロの同郷の先輩である藤崎プロが選ばれるのは既定路線だったろう。
他に可能性があったとすれば猿川プロ・宮内プロくらいか。
誰を選ぶかより獲るか獲らないかの選択だったのでは。
渋谷アベマズ
多井隆晴
白鳥翔
松本吉弘
新加入:日向藍子
日向プロがどこかに指名される可能性はあると思ったけどアベマズだったのは意外。
藤田社長や多井プロの言動から朝倉(ゆかり)プロが固いと思っていた。
次いでRTD(GF)で2回優勝の山脇プロとか。
けど日向プロもRTD(GF)優勝しているからね。
それに今季は産休しているけど最高位戦ではB1リーグ(女性では一番上)。
タイトル数よりここ数年のアベレージの高さを評価されたんでしょう。
あと天性の明るさも。
EX風林火山
二階堂亜樹
滝沢和典
勝又健志
新加入:無し
マジか、大丈夫かよ。
と思った。
このチームだけは指名なしは無いと予想していたので。
世が世なら瑠美プロを指名したのでは、とも考えちゃうけど今年はないわな。
なんとなく「撤退」の二文字が頭をよぎる…。
赤坂ドリブンズ
園田賢
村上淳
鈴木たろう
新加入:丸山奏子
ドリブンズに順番が回った時点で、事前に宣言していた女性プロで残っていたのは「水口美香・愛内よしえ・丸山奏子」の3人。
その中で選ばれたのが新人の丸山奏子プロ。
あら、びっくり。
まだプロになって2年目でシンデレラリーグや夕刊フジ杯でしか見たことがない。
最高位戦のHPを確認したらD1リーグだった(ぶっちぎりの首位だけど)。
前もって名前が挙がっていたとはいえ、去年の松本プロ以上のどえらい大抜擢だ。
たしかにドラフト前の監督インタビューでは育成枠の話があったけど…。
正直、勝負に拘るドリブンズのガチ感からすると愛内プロを選ぶと思っていた。
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ドラフト会場の雰囲気
去年と違ってこじんまりとした会場に見えた。
どこなんだ、これ?
客もいないし選手もいないので華やかさには欠けていた。
グレードダウン感は否めない。
あと司会の男性アナウンサーが緊張のせいか噛みたおしていた。
去年よりいくらかドラフトの作業そのものはスピードアップしていた。
指名が少ないから当然か。
去年も思ったけど、こと麻雀番組においてコバミサさんの場つなぎ力は群を抜いている。
それはまあいい。
よくないのは中継。
事前のTwitter投票で人気だったのが「1位:水口・2位:日向・3位:岡田」。
番組ではその三人と中継をつないだが、この構成はマジでやめてほしい。
いいことがなにもない。
ドラフトのガチ感が薄れてヤラセ臭が出てしまう。
しかも、後半指名のチームは選ぶのに余計な感情が入りそうだ。
あれ会場の監督たちは中継がつながっていること知っているのかね?
もし見えているとしたら、席が減るごとにサプライズ指名がどんどんしにくくなるでしょ。
なにより選ばれなかった水口プロが気の毒すぎる。
とくに最近のTwitterを見ているとこっちまで泣けて来る。
ドリブンズの指名で「最高位戦…」と読み上げられた瞬間なんか見てられなかったもん。
会場に大勢いて呼ばれないのとはワケが違う。
選手は中継させろと言われれば断れるわけないし、祭り上げて落とせばこうなるのはわかりきっているんだから。
ちなみに野球のドラフトでも有力選手にはりついてこういう冷える場面を流すことがあるけど、そっちも悪趣味で大嫌い。
ドラフト会場に客がいないから盛り上げるためなんだろうけど、視聴していて後味が悪すぎるわ。
加えて、この構成だと他の選手に批判が飛びやすいのもよくない。
「なんで水口じゃなくて〇〇が選ばれるんだ」
みたいにね。
私が一番びっくりしました。
ありがとうございます。
本当にありがとうございます。 pic.twitter.com/dvla9mAZzO— 日向藍子 (@hinaai0924) 2019年7月9日
私は日向プロのMリーグドラフトを見守るYouTube生配信と2窓で見ていた。
独歩さん(山田プロ)と二人で配信していたやつ。
知らなかったけどYouTube生配信とアベマの中継にかなりタイムラグがあった。
YouTubeのほうが30秒くらい遅れて流れる。
時間差がありすぎて、最初は中継を装った録画かと思ったよ。
日向プロが呼ばれた直後からものすごくうれしさを滲ませていたのが印象的だった。
やっぱりあまり顔に出さなくてもみんなMリーガーになりたいのね。
独歩さんの番組運びもよくて、こちらは楽しく見れた。
表に出ている天鳳位の中では一番しゃべりは達者だよね。
独歩さんがドラフトかかるチャンスもあったと思うけど……。
まあ今年無理でも、遠からずMリーグ入りしそうではある。
2019年の優勝予想
結局新しい選手の加入は8人という結果になりました。
予想よりはちょっと少なかったです。
で、新メンバーを加えたチームを見て2019年の戦力分析というか順位予想をしてみました。
比較のために去年の予想とリアルな最終順位も載せておきます。
去年した順位予想の内容はこちら。
我ながら的はずれな予想で恥ずかしいけど。
★2019年Mリーグの順位予想
2019予想 | 2018予想 | チーム名 | 2018最終順位 |
1 | 1 | パイレーツ | 5 |
2 | 3 | アベマズ | 3 |
3 | 2 | ドリブンズ | 1 |
4 | 4 | フェニックス | 6 |
5 | 6 | 風林火山 | 2 |
6 | 5 | 格闘倶楽部 | 4 |
7 | 7 | 雷電 | 7 |
8 | — | サクラナイツ | — |
今年のチーム編成だけ見てフラットな気持ちで考えましたが、去年の予想とあまり変わっていませんでした。
好き嫌いで決めたわけではなく正直にこう思います。
金賭けろって言われたら、パイレーツ・アベマズ・ドリブンズの3チームをボックス買いしますね。
パイレーツのイチオシは変わらず。
むしろ瑞原プロが加わってより強力な布陣になったと感じます。
アベマズは多井プロがなんだかんだで結果残すので少し上方修正。
日向プロはPVやインタビューでMリーグの雰囲気に慣れているのが有利に働きそう。
ドリブンズは丸山プロが未知数なのでちょい下方修正しました。
フェニックスは微妙なんですよね。
個々の選手の力はあると思うんですがチームカラーが見えないのでイチオシにしにくい。
RTDで不振だった和久津プロには頑張ってほしいです。
風林火山はどうなんでしょ?
去年の安定感を見るともっと上にしてもいいはずですが、麻雀はメンタルが大きく左右しますからね。
当分は平常心とはほど遠い気分で打つことを考えると…このくらいかなと。
格闘倶楽部は去年より下げ。
スコアが悪かった高宮プロを悪く言う意見が多いけど、私は前原プロが結構危なっかしいと思います。
少牌した場面もあったけど、他にもツモり間違えそうになった局面を何度か見ました。
同卓者の指摘がなければ危なかった。
あれは緊張というより長年染み付いた所作のクセだと思う。
まあ藤崎プロは牌の扱いが丁寧なのでその点は大丈夫そうですが。
雷電の評価は去年と変わらず。
新メンバーもいないし。
サクラナイツは勝つイメージがまったく沸かないです。
まとめ
新チームのKADOKAWAが連盟しばりで構成したことで、Mリーグがますます連盟プロばかりになったことにがっかりしています。
個々の選手に悪い感情はないけど連盟一色になるのはカンベンしてほしい。
主催者が連盟に逆らえない最強戦を見てきたので、麻雀界の権力が及ばないMリーグに期待していたのもありますね。
あのバランスの悪い人選に近づいているようでなんかイヤ。
あと中継を企画した人を説教したいです。
やるんなら3人じゃなく20人くらい一気につなげと言いたい。
Mリーグそのものは今年も期待していますがドラフトの後味は良くなかったです。