2011年、日本プロ麻雀連盟のタイトル戦で団体の行く末を左右するほどの大きな事件がありました。
決勝戦出場選手の一人でありプロ連盟の重鎮でもある森山茂和プロが、八百長のような行いをして勝負をぶち壊しにしたのです。
紙の媒体しかない時代なら目立たず闇に葬られていたであろう事件ですが、全対局がインターネット中継されていたため大騒動になりました。
さらに二年後の2013年。
再び同じタイトル戦、同じ登場人物で事件が起き、前回を上回るような騒ぎになりました。
プロ連盟という団体と森山茂和の評判を地に落とした、2つの事件を検証してみました。
※文中敬称略
[ad#co-2]Contents
第28期十段戦八百長問題
事件概要
三日間全12回戦に渡って開催される十段戦。
この模様はニコニコ動画ですべて生中継されていました。
ディフェンディングの十段位は、この当時近代麻雀で連載していたコラム「麒麟児の一打」を書いていた堀内正人。
彼の麻雀を見るために、私はタイムシフトなどを利用して三日間全局視聴しました。
事件そのものは最終日の最後の半荘に起きましたが、予兆はそれ以前からありました。
まず、タイトル戦数日前の小島武夫への勝利者予想インタビュー。
ここで小島は現・十段位の堀内正人をボロカスに評価します。鳴きを駆使することの多い堀内の麻雀と価値観が合わないのはわかりますが、この時の毒舌はただ聞いていて不快になるだけの嫌味なものでした。
対局が始まってからも小島の堀内批判は収まらず、その空気は他の人間にも伝播していき、解説は終始堀内を下げるような発言ばかり続いていました。
そもそもタイトルホルダーは〇〇位と呼ばれるのが普通。
対局者の一人である瀬戸熊のことはもちろん瀬戸熊鳳凰位と呼んでいました。
しかし、堀内十段位と口にするのがよほど嫌なのか、堀内のことは「堀内くん」と呼称していました。後半はポツポツ十段位と付けるようになっていましたが。
二日目終了時に「みんながもっとしっかり打たないと(トップの)瀬戸熊さんを捉えられない」とトータルポイントがこの時点で一番低かった森山が何故か他のメンツを説教。
自分の成績不振は他人のせいだとでも言うのでしょうか?
当然ですがこの最悪の雰囲気は中継を見ている視聴者にも伝わっており、コメントが流れるニコニコ動画上には解説陣への不満が溢れていました。
そして問題の最終日最後の半荘12回戦。
トップの瀬戸熊と堀内の差は40ポイントちょっと。森山は2位の堀内よりさらに50ポイント以上下なので二人を大きく沈めないと無理なのでほぼ目無し。4位の三戸は始まった時点で完全に目がない状況。
実質、瀬戸熊と堀内の一騎打ちの勝負でした。
戦いが始まると三戸はすべての局をオリにまわっていました。親が残っていれば自然に打つのが普通ですが、無理をして勝負に水を指すのが嫌だったのでしょう。
ちなみに三戸も堀内と同様に三日間、解説陣の攻撃に晒されていました。
厳しい予選を勝ち抜いてきたのに、楽な予選で敗退した人に批判される矛盾……。
※十段位戦は段位が低い若手ほど長い予選を戦わなくてはならない。解説席に並ぶような高段位者は高いシードを貰える。
で、問題の南3局。
最後の親で5本場まで積んだ堀内はトップに立ち、瀬戸熊とのポイント差を詰めていました。
そこに、東場からフラフラ方針の定まらなかった森山が、ピンフをテンパイして突然リーチをかけます。
結果、堀内から3900点を和了りましたが、森山にはすでに親番は無く優勝は不可能ですし2位の堀内を逆転するのも奇跡的な条件しかありません。堀内の足を引っ張るためだけの意味のない和了りです。
当然視聴者のコメントは大荒れ。八百長だふざけんなと森山への罵詈雑言が流れました。
しかし、解説陣はこの和了りについて完全スルー。オーラスの条件を必死で計算している堀内を横目に世間話を始める始末でした。
かくして第28期の十段戦が終了しました。
この後、連盟の各メディアや解説陣のツイッター・ブログなどはネット上の激しいバッシングにさらされることになりました。
加害者
この事件の加害者は誰なのでしょうか。
一番の主犯は森山茂和。
前年の十段戦から堀内に対して執拗なまでの批判にもならない言いがかりを繰り返し、挙句に勝負を破壊する和了りをしたためです。
次に小島武夫。
孫のような年齢の若手を理屈にならない理由で攻撃し続け、視聴者の不快指数をMAXまで高めたためです。
他にもこの二人の尻馬に乗る形で堀内への攻撃に参加していた者もいますが、森山・小島という権力者に逆らえる人間があの場にいるわけもないので、とりあえず不問にしておきます。
ただし、積極的に悪口を飛ばしていた者と極力口をつぐんでいた者は明確に区別できますし、番組を見ていた視聴者も把握しているはずです。
被害者
被害者はもちろん堀内正人。
いわれなきバッシングに晒され続けて、最後は足を引っ張られて勝負を邪魔される結果になったためです。
三戸も気の毒です。ファイナリストをリスペクトできないようでは、タイトル戦の価値を自分たちで貶めているようなものなのに。
そしてこの事件の話であまり話題になりませんが、瀬戸熊直樹も大きな迷惑を被っています。
鳳凰位と十段位を同時に獲るという輝かしい戦績に思い切り泥を塗られたからです。
そもそも森山の目無しピンフが無かったとしても、あの時点ではまだ瀬戸熊のほうが有利でした。
点差だけでなく親番も残っていたのです。贔屓目に見ても7割がた瀬戸熊優勝だったでしょう。
そこに森山からいらん横槍を入れられて八百長などと言われる始末。
真の勝利者となるはずが、ニセの勝利者に祭り上げられてしまったようなものです。
八百長というのは互いに示し合わせて行う不正です。
今回のことは森山が堀内憎しで勝手にやった、いわば片八百長みたいなものでしょう。
森山・小島に気に入られてお仲間のように思われていますが、少なくともこの事件で瀬戸熊に過失は見当たりません。
せっかく獲ったタイトルも話題にできるような雰囲気ではなかったでしょう。気の毒な話です。
目無し問題
麻雀のタイトル戦における「目無し問題は」たびたび議論になります。
優勝の目が無くなってしまったプレイヤーがどのように打つべきかは、選手個人に委ねられています。
少しでも上の着順を目指す人もいれば、和了らず鳴かせずを貫く人もいます。
どのような打ち方をしても誰かに影響(有利不利どちらも)を与えてしまいますし、全く批判の出ない打ち方は存在しません。
私個人は、麻雀のゲーム性を考えると少しでも上の着順を目指すのが自然な打ち方だとは思います。
着順が上がるとシード権が貰えるなどの特典をつけて、大会運営サイドから視聴者に向けてそのことを明確に発信するのがベターと考えています。(選手を批判から守るために)
だったらこの森山のピンフリーチもいいじゃないか、という方がいるかもしれません。
しかし、森山は常々「目無しは何もするべきでない」と公言してきた打ち手です。
実際にTVタイトル戦の決勝などで、目が無い打ち手が自然に打っているのを批判している場面も見たことがあります。
その本人がこんなリーチを打つようでは言い訳できないでしょう。
さらに、この和了りでは2着への着順アップすらほぼ見込めません。
単に堀内を優勝させたくないから邪魔をしただけの行動だと断言できます。
※これだけ嫌がらせをされた堀内だが、森山の和了りに対しては一切非難めいたことを言っていない。麻雀における自然な現象のひとつだと考えているようだ。立場が逆なら森山が同じことを言えるかどうか……。
[ad#co-1]第30期十段戦 堀内正人失格事件
騒動から2年後の2013年。
堀内正人は再び十段戦決勝の舞台に立つことになりました。
前の年の十段戦は瀬戸熊の連覇で終わっていますが、なんとその時も堀内は準優勝しています。
4年連続の決勝進出という実力を見せつける素晴らしい戦績です。
しかしこの時すでに十段戦の観戦は有料になっていました。
片八百長事件のことを考えればとてもお金を支払う気にはならず、観戦せずに堀内勝利を心の中で願っていました。
しかしタイトル戦二日目に突然「堀内プロ失格」のニュースが飛び込んできたのです。
堀内正人の三味線行為?
堀内正人が失格処分になった問題の場面の動画です。
まず、状況を整理します。
トータルの成績やこの半荘の点棒などは三味線行為とは無関係なので、できるだけシンプルに局の話だけをまとめます。
親の小島がダブ東と五索のシャボ待ちでリーチ。
瀬戸熊がこのリーチに対してドラの南を勝負。ビタ止めした東の単騎待ちでテンパイ。
堀内は萬子の123を鳴いて一索片和了のドラ雀頭のチャンタ三色テンパイ。
瀬戸熊が自分の目から4枚目の一索をつかむ。
(堀内が三色なら一索待ちの一点。チャンタだとしても危険。しかもリーチにドラが通ったからドラを持っている可能性が高い)
なので、これを切らずにテンパイを崩す。
堀内が三索をツモり、手の中の三索を切る。※
瀬戸熊、崩したメンツが復活して再度テンパイ。一索を強打して堀内に放銃。
問題視されているのは、堀内が三索をツモって手牌の中の三索を切ったところです。
ツモった牌と同じものを手の内から切るのは「空切り」というルール上問題ない行為です。しかし切る前に三索を卓に叩きつけて危険牌を掴んだふりをして、空切りでテンパイを壊したように見せかける三味線行為をした、というのが連盟(森山)の言い分です。
さて改めて問題とされる箇所を見てみますが、これのどこが牌を叩きつけているのでしょうか?
私には、ツモ牌を手牌の上に乗せてそれを横においただけに見えます。
堀内の手つきはもともとかなり丁寧です。
それが「いつもよりわずかに力が入ったように見えなくもない」というレベルの動きをしただけで、どうしてここまで糾弾されなければならないのでしょう。
しかも後の説明では「困ったような表情」で「ため息をつきながら」打牌をしたのが処分の理由だと言われています。
困ったような表情とはどんな表情でしょう? ため息と大きな息継ぎはどう違うのでしょう?
プロ連盟では「堀内だけ、能面のように表情を変えずに呼吸もせずに打て」とでも言うのでしょうか。
動画では、牌を横に置く動作は次順に四索をツモった瀬戸熊のほうが強く見えます。(もちろん問題ないレベルですが)
また、リーチをかけた小島がツモ捨てごとに時間差があるのも三味線の一種と言えなくもありません。(言いませんが)
ところが解説の滝沢和典は、強打どころか少考とも言えないような堀内の摸打を急に問題視して、瀬戸熊が振り込んだ後にもまだゴチャゴチャ文句をつけています。
もう一人の解説の佐々木寿人や実況の勝又健志は全く問題にしていません。
勝又も滝沢がしつこいので仕方なく「堀内プロはそういうタイプではない。勝負どころで力が入っただけでしょう」とフォローを入れています。
動画の中の瀬戸熊は一索を切る時に、振り込む可能性がある勝負の牌として強打しています。(これも本当は良くない行為ですが)
しかし滝沢はこの振り込みを自分でした場合、「頭に血が上るほど怒る」そうです。
麻雀を打っていると、自分が負けたのをやたらと他人のせいにする初心者がいるでしょう。あれと同じですね。
この局面には 解説者として拾わなければならない部分がたくさんあります。
瀬戸熊のような切り込んでいくタイプの迫力ある闘牌を、視聴者にわかりやすく解説するのが仕事なのです。
(前半部分が映っていないのでリーチにドラを打った手牌の形がわかりませんが)
瀬戸熊は、小島のリーチに七対子はほぼ無しと読んで(メンツ手に危険な)ダブ東を止めてドラの南を切り飛ばしていったのではないか?
もし自分の手が一気通貫に変われば十段戦のルールでは大きなチャンス手なので、東を切って勝負に行く可能性はある。
そこに堀内も参戦してきた。
東の後付けの可能性もあるので、もう東単騎で粘るしかなくなった。
そこに一索を引いて切れるか?
親リーチに対抗してきた堀内の手が安いとは考えづらい。
萬子の123を晒しているから、三色かチャンタ。九万が4枚見えだから一気通貫は無い。
役牌で生き残っているのは東のみ。
4枚目の一索は切れない。東も無理。
で、結局テンパイを崩す。
堀内は三索ツモ。
小島のリーチには通っているが、ドラまで切ってきた瀬戸熊には通っていない。(小島三索ツモ切り直後、瀬戸熊はテンパイ崩しで手変わりしたように見える)
勝負するにしても、三索をツモ切りか空切りすべきかは結構微妙。
ツモ切りなら情報は与えないがテンパイ続行に見える。
空切りならオリたと勘違いするかもしれないが、三索が必要な手牌だったことがバレる。しかも、待ちに絡む部分だ。
結局堀内は空切りを選択。
テンパイ復活の瀬戸熊。
堀内の手に三索があるなら、三色でもチャンタでも4枚目の一索はほぼ当たり。
だが待ち絡みの部分を空切りするだろうか。
東の後付けで索子が345のところに6を引いてリーチに安全な3切りならあり得る。
もしくはオリたか……。
だとすればテンパイ料で3000点差が詰まるのは大きい。
で、一索勝負。
対局者はもっと細かく読みを入れているとは思いますが、解説ならこういう思考を少しでも伝達することを優先して喋って欲しいですね。
摸打の丁寧な滝沢からすると、堀内のアクションはマナー違反に入るのかもしれません。
だとすれば、他の先輩の強打や小手返しにも言及するべきです。
とにかく、この局面を問題視されてタイトル戦半ばで堀内は失格処分を受けてしまいます。
麻雀における三味線とは?
麻雀での三味線行為とは、相手に言葉でウソの情報を与えて自分に有利な状況を生み出そうとすることです。
「オリた」と言いつつテンパイしていたり「ツモ悪い」と言いながらいい手が入っていたりと様々なパターンがあります。
たとえ本人に悪意がなかったとしても余計な一言がトラブルの原因になりかねません。
麻雀中は手牌に関することを口にするのはやめておきましょう。
これは私語厳禁のプロの対局中には、通常起きないトラブルです。
もっと難しいのが動作による三味線行為です。
麻雀は手を使うことが多いので「手ジャミ」と言われることもあります。
難しいというより防ぎようがないのが現実です。
わかりやすいもので言えば、筒子待ちでリーチをかけて萬子をツモって来たら念入りに盲牌するとか、チンイツを目指しているのに上家の切った無関係の色の牌を鳴こうとする振りをするとか。
露骨なものならともかく「やや時間をかけてツモった」「かすかに切った牌に反応した」くらいの行為まで取り締まるのは不可能です。
手ジャミを防ぐには常に同じペースで摸打をして一定のモーションですべての行為をこなさなければなりません。
リーチがかかってもメンチンをテンパイしても手を止めてはいけませんし、安全牌を切るのと危険牌を切る強さも変えてはいけません。
アトミックリーチをかけたりかけなかったりなど、もってのほかです。
現実には麻雀を打っていて(悪意のあり無しは別にして)手ジャミ行為をしたことがない人間は存在しません。
これを禁止行為にしたら麻雀にならないので個人の良識に任されているのです。
二人の三味線に対する考え方
堀内はこの時点ではプロとしてキャリアも浅く、自分の麻雀観などを話している映像もありません。
しかし対局前の丁寧な話し方や摸打の手つき、雑誌に掲載されているテクニカルな戦術を見ると、小狡い真似をする人間にはとても思えません。
もっとも、これは私が受けた印象なので何の証拠にもなりません。
では堀内の動作を「悪質極まりない三味線行為」と断じた森山はどうでしょう。
麻雀卓を破壊するかのような信じられない力での引きヅモ。
対局者を萎縮させるために繰り出しているような強打。
他団体では禁止されている小手返しの連発。
これらはすべて「手ジャミ」に入りますが、悪意はないはずだと信じましょうか。
20年以上前の十段戦の映像です。
7分過ぎあたりで石崎洋がハネ満のテンパイ。少考して暗刻の東(安全牌)を切ってテンパイに受けて対面の灘から和了っています。
東切りに時間をかけたのは、オリたふりをしてるんですよ。
(灘が放銃した後に)
騙されましたね。
解説の森山の言葉です。
聞いてもらえればわかりますが、非難する様子は全く無くテクニックの一つを紹介するような口ぶりです。
石崎の名誉のために補足しておきますが、東切りの間にそんな小狡い意図は見えません。
この手牌には選択肢がいろいろあるのです。
リーチかダマか。(石崎はトータルでかなり差を付けられている)
ハネ満とはいえ待ちは激薄で流局間近。78万と落として危険な字牌を引いてもテンパイ維持できるような手の形にしておくか、などです。
結局は無難な東切りダマにしましたが、少し手が止まっても不自然ではありません。
私同様、石崎も「オリたふり打法」など考えもしなかったでしょう。
同じような場面が映像対局「天空麻雀」にもありました。
対局者がテンパイ時に4枚目の牌を空切りした時に「カンしないんだ。ああ、オリたように見せたんだ」と解説。
実際対局者がどう思っていたかは不明ですが、私のようなアマちゃんには思いもつかない「オリたふりをするために打牌に時間をかける行為」をやり慣れている人間の発想です。
これは「悪質極まりない三味線行為」ではないのでしょうか?
このように個人の良識に差があってもルールで決められない以上、三味線行為を罰することなど出来ないのです。
ところが、圧倒的な権力があれば事後法でいかようにもできるようです。
麻雀劇画で勝ち続ける主人公に「これ以上勝つとただじゃ置かねえぞ」と脅しに来るヤーさんキャラを連想させます。
堀内正人プロのその後
堀内正人はこの後(密室会議により)プロ連盟を除名され、今ではフリーのプロとして活動しています。
戦術をまとめた書籍を発売したり、大会にゲスト参加したりと充実しているようです。
堀内プロのこれからの活躍に期待したいですね。
まとめ
十段戦という歴史のあるタイトル戦で起きた2つの騒動について検証してみました。
一般の麻雀ファンはこれを見てプロの世界をどのように見るのでしょう。
プロ連盟という団体には人気のあるタレント的な雀士が揃っていました。
本来、若いデジタルな雀風の選手の台頭は喜ぶべきことだったはずです。
興行的にも「流れ派VSデジタル」のような構図も描けます。
まだまだ麻雀ファンには流れ派の人のほうが多いのです。
ところが自分たちのポジションが危うくなると思ったのか、既得権益を守るために若手を権力で排除。
その一部始終をネットで公開するという愚挙に出てしまいました。
「連盟の打ち手は弱い」
「連盟のタイトル戦やリーグ戦も、裏ではどんな力が働いているかわかったものじゃない」
こんな声が上がっても仕方のない事だと思います。
団体の中で懸命に麻雀に取り組んでいる雀士には気の毒だとは思いますが。