佐々木寿人プロ到着いたしました
「がらくたチャレンジ」発動します
寿人プロをラスにしてトップを取るとTシャツGET‼
先着2名様です
皆様の御来店チャレンジお待ちしております(^_-)-☆ pic.twitter.com/qJtzoow1be— 麻雀オクタゴン (@mj_octagon) 2016年4月18日
佐々木寿人プロは日本プロ麻雀連盟に所属するプロ雀士です。
今でも団体を代表する人気プロですが、アマチュア時代から巷の強豪として雑誌に取り上げられて知名度はバツグンでした。
TV対局でもたびたび活躍して、漫画や書籍も多数出版されている、まさに絵に描いたような麻雀プロと言えます。
そんな佐々木寿人プロについてまとめてみました。
[ad#co-2]Contents
佐々木寿人プロフィール
佐々木寿人(ささきひさと)
1977年1月22日生まれ
宮城県の出身
血液型はO型
趣味はフットサル・ゲーム
日本プロ麻雀連盟(22期生)
77年生まれなので年齢は39歳ですね。
趣味はサッカー経験があるせいかフットサル。それにゲームも好きみたいですね。よく桃鉄の話をしています。
キャッチフレーズは「麻雀攻めダルマ」「寡黙なリーチファイター」「無敵のストリートファイター」など。
一番浸透しているのは「攻めダルマ」ですね。実際は「ヒサト」と名前でよく呼ばれます。
嫁は女流プロの手塚紗掬
2008年に女流雀士の手塚紗掬プロと結婚。おかげで手塚プロに「嫁ダルマ」という声援が飛ぶようになりました。
6歳になる娘さんがいらっしゃいます。
週プレでグラビア披露の手塚紗掬・子供もいるママ雀士の実力は?
学生時代に麻雀に熱中
初めて麻雀牌に触ったのは高校二年生なので意外に遅めです。
所属していたサッカー部の練習をサボりつつ退屈な日々を過ごしていた時に、中学時代の同級生に麻雀に誘われたのがきっかけだそうです。
すぐに麻雀牌を購入して練習するくらい夢中になり、受験勉強中は自重したものの大学合格後は完全に麻雀漬けの生活。雀荘でのアルバイトも始めました。
学業に専念するため一度は雀荘の仕事から離れた佐々木プロですが、手続き上の不備で進級できなくなってしまい大学をやめざるを得なくなってしまいます。
雀荘勤務に復帰してその後上京。新宿の東風戦雀荘で働き始めます。
佐々木寿人プロの攻めダルマ的麻雀の土台はこの新宿時代に培われたモノのようです。
上京前後の経緯は佐々木プロを主人公にした漫画「真剣」の中に詳しく描かれています。
フリーの強豪が近代麻雀デビュー
2003年ごろ近代麻雀ゴールドで「フリーで1000万円貯めた男」として佐々木寿人さんのコラムがスタートしました。まだプロではない時代です。
ほどなくして、佐々木寿人主人公の漫画「真剣」の連載も開始。
漫画もコラムも内容は主にフリーで勝ち続けるための戦術論で、人気もかなりありました。
当時の麻雀界は、それまで人気のあったプロもベテランになりつつあり、かと言って有力な若手も育っていないやや停滞ムード。デジタルという言葉がぼちぼち出始めてはいたものの、まだデジタル系雀士に紙面を飾るほどの力はありませんでした。
そこにアマチュアから飛び込んできた新世代の強豪。
雑誌としても売り込む気満々の扱いでしたし、一読者であった私もプロではないニューヒーローに魅力を感じていました。
その後、各連載が終了して1年後くらいに佐々木寿人プロ入りというニュースを目にしました。(確か他の近代麻雀)
あー、プロになったんだ、と少し残念な気持ちになったのを覚えています。
雑誌で活躍していたアマチュア期間は2年くらいしかありませんでした。
フリーで1000万円貯めたって本当?
プロになってからは「攻めダルマ」とか「リーチファイター」などの呼び名がありますが、アマチュア時代のキャッチフレーズと言えば「フリーで1000万円貯めた男」です。
プロではないので目に見える実績というものはなく、ウリはこれ1本。でもなかなかキャッチーで、しょぼいタイトルを獲るよりはインパクトがありました。なんか「20年間無敗」とかぶっている気もしますますが…。
で、実際に1000万円ってホントかよと疑問に思う方もいるでしょうが、これは可能だと思います。
「勝った」ではなく「貯めた」というところにリアリティを感じますね。
雀荘メンバーの給料は額面上ずいぶん高額になっています。実際はかなりの回数卓に入らなければならないので、そのゲーム代を引いた数字が本当の給料額です。
例えば月に手取り40万貰っても、場代500円のゲームを500回こなすと実際の給料は15万ほどにしかなりません。
多少のゲーム代バックがあったとしても、かなり厳しいことがわかります。
しかしこれを腕前とゲーム代バックで場代チャラまで持っていければ、なかなかの高給取りになれます。
しかも漫画にも描かれている佐々木プロの倹約ぶりはかなりのもの。
交通費や外食などの削れる経費はとことん削り、酒や煙草もやらず他のギャンブルにも手を出さないという禁欲生活を続けていました。
腕があってこの性格だとお金はモリモリ溜まりそうです。
休みの日は寮でずっと寝ていたらしいので、浪費するヒマも無かったんじゃないでしょうか。
[ad#co-1]佐々木寿人と桜井章一
ここ1、2年でやたらと麻雀プロに接触する機会が増えた雀鬼・桜井章一氏。
その雀鬼が一番気に入っているのが佐々木寿人プロのようです。
イベントで共演してから直接電話で麻雀界の未来について話をしたとか。
確かに、佐々木プロのツモ和了りを主体とする攻め麻雀は、雀鬼の好みそうな雀風です。
背筋を伸ばした対局姿勢がいいとか手つきがチャッチャと素早いところも気に入られそうですね。
佐々木プロ自身も連載中のコラムで、Vシネマを繰り返し見ていたくらい雀鬼ファンだったことを明かしています。(空気を読んだだけかもしれませんが)
雀鬼がヒサトを猛攻撃
ただ引っかかるのが、近代麻雀誌上でヒサト人気が高まってきた頃、桜井氏が痛烈に彼を批判したことがあるという事。
それを覚えている人間としては、最近の二人の接近に違和感を覚えてしまいます。
批判を目にしたのは2005年の近代麻雀ゴールド2月号に付属していたDVD。映像で見たので強烈に記憶に残っています。
収録されているのは雀鬼流全国大会の模様で、大会の冒頭の挨拶から雀鬼の怒りモードはMAXになっています。
まず、竹書房の編集者への怒りから話が始まって、麻雀界全体への不満。さらにゴールドの内容への批判になって(名前は出していませんが)佐々木寿人の話になるとまた一段とボルテージが上がっています。
と憤懣やるかたない様子。
当時のゴールドを読んでいた印象では、佐々木寿人の雀風や考え方は既存のプロよりも雀鬼流に近いし新宿で勝ち続けている実践派なので、桜井氏も嫌いではないと思っていました。唐突な批判に驚かされましたね。
基本的には竹書房の編集者に怒りの矛先は向かっていますが、ついでにゴールドで目立っていたヒサトも攻撃された形。自分から最強を謳ったわけでもないのにとんだとばっちりです。
本当に雀鬼ファンだったとしたら佐々木プロもショックだったんじゃないでしょうか。
ちなみに、これを聞かされているのはいつも桜井氏の周りにいる雀鬼会メンバーだけでなく、全国から集った雀鬼流ファンの大会参加者が大多数です。いきなり怒りをぶつけられてみんなオロオロしていました。
この批判が原因かどうかはわかりませんが、この後ヒサト関連の連載は終了。結局、近代麻雀ゴールドも1年ほどで廃刊になってしまいました。
この一連の出来事があるので、最近の雀鬼の態度の軟化に違和感を覚えたわけです。
佐々木寿人プロの実績や打ち方
第10期 チャンピオンズリーグ
第9・11・12回 モンド杯
第4・5・10.14回 天空麻雀
第3期 特別昇級リーグ
第1期 ロン2カップ
第7期 麻雀グランプリMAX
佐々木寿人プロの獲得タイトルは、第10期チャンピオンズリーグ(リーグ混合のトーナメント戦)にモンド杯を3回。連盟のTVマッチ天空麻雀でも4回優勝しています。その他に2011年のロン2カップでも優勝しています。
やはり出演が多いTV対局での勝ちが多いですね。チャンピオンズリーグはBルール(一発裏あり)なのでやはり叩き合いに強いイメージがあります。
2017年には第7期のグランプリMAXで優勝して、ついに初のG1タイトルを獲得しています。
リーグ戦は現在A2リーグに在籍しています。
誌上デビューした頃の佐々木寿人の麻雀と言えば、全局参加の超攻撃型。
プロ入りして(Aルールはドラが少ないから)少し手役寄りになりましたが、基本的な前に出る姿勢は変わっていません。
最近ではこの打法に批判的な意見や雀力を疑う声も出てきています。
トップ取りが最重視のフリー打ちと違って、アベレージが重要なプロの公式戦ではこの打ち方では勝ちにくいのは確かです。一発勝負の大会向きではありますけどね。
ただ、ルールに打ち方を合わせない意地っ張りなだけで、雀力が低いというのとは違う気がしますね。
個人的に、佐々木プロの対局を見せる選手としての意識はかなり高いと思っています。上下揃える素早い理牌や迷いの少ない手つき、盲牌などの無駄な時間を使わないところは観戦していて好感を持てますね。こういう点はプロとして意外に重要でしょう。
批判の対象になりやすい強気な発言も、キャラだと思えば悪くないんじゃないでしょうか。(特定の誰かを攻撃しているわけではないですし)
【追記】
その後、佐々木プロはA2リーグに昇級。
さらにRTDや団体対抗戦での活躍もあって、攻撃的な麻雀が再評価されています。
まとめ
佐々木寿人プロについてまとめてみました。
良くも悪くも勝負師らしい典型的な麻雀プロです。
最近ではこういう雰囲気を持った雀士は減っています。
できれば今後も強気キャラを貫いて活躍して欲しいですね。