麻雀漫画の第一人者 ・片山まさゆき作品のおすすめ度合い

麻雀漫画と言えば片山まさゆきですよね。

単に麻雀を題材にした作品を数多く出版しているだけでなく、作者本人が打ち手としても非常に高い雀力を持っています。

麻雀最強戦で優勝したり雀荘を経営したりと麻雀界への関わりは深く、麻雀プロとの交友関係も広いです。

そのため作品の闘牌シーンも本格的で、上級者でも読み応えのある内容のモノが多いですね。

そんな片山まさゆき作品で、私が読んだことがあるものをズラリと紹介。

おすすめ度合いを5点満点で採点していきます。

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ぎゅわんぶらあ自己中心派

オススメ度 雀荘に様々な能力を持った打ち手が現れて、主人公の持杉ドラ夫と麻雀を打つギャグ漫画。

メジャー誌での連載なので知名度は非常に高い。

片山まさゆきの出世作で複数の機種でゲーム化された。

また登場キャラクターを他の書籍に登場させたりもしている。

ゲームでやりこんだのはPCエンジン版。麻雀ゲームには珍しくフリテンチョンボがあり初心者には難しい仕様だった。ゴッドハンドが強すぎる。

スーパーヅガン

オススメ度

めちゃめちゃツイてない主人公豊臣くんの麻雀ライフを描いたギャグ漫画。

最初は学生の仲間が主な登場キャラだったが、後期には実在の麻雀プロもパロディー化して登場させている。(馬場、井出、桜井など)

プロのリーグ戦の様子なども描かれていて、後の麻雀プロの世界を題材にした作品の原点とも言える。

初期の単行本の著者近影はかなりのイケメンだった。

またアニメ化されてTV放送もされている。

手書きのセル画による牌画が見づらかった。

片山まさゆきの麻雀教室

オススメ度

「スーパーヅガン」と「ぎゅわんぶらあ自己中心派」のキャラクターたちの漫画で構成されている麻雀入門書。

麻雀にハマり始めた頃に購入した。

古い本だが今でも十分通用する普遍的な内容ばかり。

ルールや簡単なセオリー、打つときの心構えなど初心者が抑えておくべきエッセンスが詰まっている。

文字だけの入門書よりこの本からスタートしたほうが上達は早い。

芸能高校はざま組

オススメ度

麻雀とは無関係の一巻で完結している作品。

80年代アイドル全盛の時代に描かれた、芸能人学校に通う少年の話。

内容はタレント版「スーパーヅガン」みたいなもの。

売れない先輩タレントの名前が「象みちる」だったことはハッキリ覚えている。

すでに片山ファンになっていたので購入。結構面白かった。

ノーマーク爆牌党

オススメ度

多かったギャグ要素を減らして本格的な闘牌シーンをふんだんに盛り込んだ作品。

いまだに片山作品でナンバーワンだと推す人も多い。

連載開始当初は爆岡が主人公扱いだったが、途中からライバルの鉄壁に視点が変わる。

人気キャラの八崎は登場時にはモブキャラのようだった。

「爆牌」の定義がフワフワしている部分だけが少し残念。

ゲーム化もされている。

大トロ倶楽部

オススメ度★★

80年代の終わりに「ファミ通」で連載していたファミコンを題材にした漫画。

ファミマガ派だった私は詳しくないが、ファミ通に漫画が載っていたことは認識していた。

たぶん、一番最初に目にした片山作品。

現在では「マンガ図書館Z」というサイトで無料で読むことが出来る。

ギャグやパロディーが80年代全開で今読むと厳しい。

SWEET三国志

オススメ度

ヤンマガ系の雑誌に連載されていた、三国志を題材にした作品。

これも麻雀の要素は一切なし。

ゲーム好きの片山先生がこの頃「三国志」にハマって描いたんだろうと想像がつく。

ベースはおそらく「三国志演義」。

ギャグ要素が強く読みやすいので、ライトな三国志ファンや三国志を全く知らなくても楽しめる。

かなりの名作。また麻雀以外のこういう作品も描いて欲しい。

ふんぞり王国

オススメ度

片山まさゆきと山崎一夫(銀玉親方)の共著。

90年代半ばに近代麻雀で連載されていた実践記。

1巻ではプロ雀士、2巻では各界の雀豪、3巻では女性の雀豪を招いて対戦している。

漫画と文章の読みやすい構成で対戦相手も豪華。

最高位戦時代の井出洋介や亡くなった安藤満。萩原聖人や坂上忍とも打っている。

このあたりの時代から片山まさゆきの実践記や観戦記などが増えてきた。

雑誌に掲載されて単行本化していないものも結構あるはずだが、どれも出来が良い。

夢リーチファイター素人伝説

オススメ度

これも実践記だが相手は抽選で選ばれた素人。

片山まさゆきを含むアイアン雀士と対戦する。

つまらなそうだが、そこは片山流に上手く料理されて面白く仕上がっていた。

特殊ルールでゲームの麻雀のような「特殊アイテム」が存在する。

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理想雀士ドトッパー

オススメ度

ヤンマガで週刊連載された作品で、近代麻雀以外の雑誌では珍しい競技麻雀の世界を描いたもの。

闘牌シーンは本格的でキャラや設定も完成度が高い。

理想雀士なんて名前は一度聞いたら忘れられない。

残念ながらアンケート結果が悪く、打ち切りが決定して早い展開で物語は終了する。

それでも単行本で読むとそれなりにまとまっている。

やはり麻雀を知らない読者もいるので、一般紙で本格麻雀漫画は不利すぎる。

ミリオンシャンテンさだめだ!!

オススメ度

爆牌党の次に始まった近代麻雀の連載。

配牌とツモが悪い主人公の宿命田が粘りの打法で戦っていく作品。

スタートは学生麻雀の世界が舞台だったが、中盤以降は麻雀プロ業界が描かれている。

後半の盛り上がりは爆牌党にも引けをとらないと思う。

まんちょくスナイパーとどめ

オススメ度

ヤンマガアッパーズに連載されていた麻雀漫画。

ドトッパーの失敗を踏まえて、序盤は派手な手が飛び交う大味な闘牌が多い。

ミステリー風のストーリー重視の作品で、後半はギャグ要素無しのシリアス展開。

きっちりまとまっているが麻雀好きには他の作品のほうが受けが良さそう。

牌賊! オカルティ

オススメ度

確率を重んじるデジタル雀士と流れを重視するオカルト雀士の戦いを描いた作品。

プロの世界で多数派になったデジタル雀士。相反するオカルト派に巻き込まれた主人公朧の成長とともに物語は進んでいく。

もともと片山まさゆきがデジタル派ではないし、今ほどデジタル打法が完成されていなかったので闘牌シーンに苦労が見える。

話は面白いが登場キャラの印象は薄い。

スーパーデジタルを名乗っていたキャラだけは覚えている。

打姫オバカミーコ

オススメ度

片山まさゆきの麻雀漫画の代表作になった作品。

主人公ミーコにベテランのプロ波溜が麻雀のセオリーを教えながら、プロの世界で勝ち上がっていくストーリー。

初級者中級者に向けたコーチ書的な要素が強いが、上級者が読んでも楽しめる本格的な闘牌シーンも少なくない。

麻雀を憶えて強くなりたい人には問答無用に勧められる。

単に漫画作品としても面白い。

片山作品の中では飛び抜けて長い連載になった。

オーラ打ち 言霊マンボ

オススメ度

多井隆晴のプロ連盟在籍時代を描いた漫画。

現実の牌譜をそのまま使っている。

登場人物の名前は変えてあるが知っている人ならすぐわかるキャラ名だ。

史実に基づいているので劇的な展開はそんなに無い。

麻雀プロの世界に興味がない人は0.5の減点で。

雀賢者ポッチカリロ

オススメ度

自分勝手な利己主義がはびこる麻雀界。そこに現れた雀賢者ポッチカリロが主人公の漫画。

オバカミーコと同時期に近麻オリジナルで連載していた。

ハッキリ言ってめちゃめちゃ影が薄い。

単行本も購入したのにこの作品の存在を綺麗サッパリ忘れていた。

久しぶりに引っ張り出して読んでみると、「マナーよく打てば勝てるようになる」というのがテーマの話みたい。

ギャグなのかストーリー漫画なのかどっち付かずでイマイチ。

満潮!ツモクラテス

オススメ度

オバカミーコから少し間が空いてからの近麻連載。

因果打ちでバカヅキの満潮状態に持っていく積倉と、彼に反発する富良の二人が主人公。

真の決着をつけるために麻雀プロの世界で戦っていく。

オバカミーコのキャラクターも活躍するので、スピンオフ的な作品に位置づけられる。

割にサクッと連載終了した。

雀術師シルルと微差ゴースト

オススメ度

ツモクラテスの次の連載漫画。

とにかく目立たない薄影と運を目で見る能力を持つ月見の二人が主人公。

月見がオカルト戦術「雀術」を駆使して戦い、薄影は「微差の有利」をコツコツ重ねて勝ち抜いていく。

連載中から過去作品に比べて見劣り感が半端じゃなかった。オバカミーコを描き上げた片山まさゆきの燃え尽きた感覚が伝わってくるようだった。

片山作品で初めて単行本を買わなかった。

まとめ

読んだことのある片山まさゆき作品を紹介してみました。

採点が甘すぎる、と思うかもしれませんが片山漫画はハズレが少ないんですよね。

買って損したと感じるような作品はほとんどありません。

で、並べてみるとやっぱり世間の評判通り「ノーマーク爆牌党」と「打姫オバカミーコ」が抜けて面白いですね。

初めて片山作品に触れるならこの二作のどちらかがいいと思います。

ただ、爆牌党の方はもう新本が売ってないですね。

この名作が流通していないのは残念です。

キンドル版か古本で探してぜひ読んでみてください。

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