うぉぉぉぉ!!!!
おれが雀王だ!!! pic.twitter.com/eWeVglxd6P
— 木原浩一 (@sonoharasaika) 2015年11月14日
木原浩一プロは日本プロ麻雀協会に所属するプロ雀士です。
プロ協会では長らく「エース」と呼ばれていたほどの実力者。2015年には団体最高峰の雀王に輝いています。
また、ネット麻雀「天鳳」でも高い成績を残しており、プロ雀士初の「天鳳位」を目指すと明言しています。
自分で生配信なども行っていてネット界での人気は絶大です。
さらにブロマガや麻雀の家庭教師など新しいタイプのプロ活動を行っている注目の雀士です。
そんな木原浩一プロについてまとめてみました。
[ad#co-2]Contents
木原浩一プロフィール
木原浩一(きはらこういち)
1972年2月4日生まれ
北海道の出身
血液型はB型。
趣味はアニメ
日本プロ麻雀協会(1期後期生)
72年生まれなので年齢は44歳ですね。
麻雀プロが多い北海道の出身です。
2001年にプロ協会に入会しています。
戦績
・第8期 最高位戦Classic
・第14期 雀王
・四神降臨2016王座決定戦
木原プロは、プロ協会1期後期に入会した団体内では古株の存在です。
その実力は協会のエースと言われるほど認められていましたが、なかなかタイトルには手が届きませんでした。
しかし、2013年には最高位戦Classicで優勝。2015年には念願の雀王を獲得しました。
さらに4団体のタイトルホルダーたちが集まる頂上決戦「四神降臨」でも圧勝。
堰を切ったようにタイトルを手にし始めています。
天鳳
木原プロのもう1つの戦いの場所がインターネット麻雀の天鳳です。
最上クラスの鳳凰卓で長期間打ち続けていて、一時期は平均順位や安定段位、トップ率などで全雀士の中で1位の記録を保持していました。
競技麻雀だけでなく天鳳でも皆が認める強者と言えますね。
ネット麻雀の成績は、長い期間掛けてあぶり出されるリアルな実力です。
ここでの好成績は、ファンから信頼を受ける木原プロの雀力のバックボーンとなっていて、プロ活動にも大きなプラスになっているようです。
新しい麻雀プロの形
麻雀プロの中に、タイトル戦の賞金や対局料だけで食べていける人は存在しません。
TV番組への出演、書籍の出版や雑誌への寄稿。雀荘へのゲスト来店や麻雀教室の講師などが主な収入源となりますが、それらの仕事があるのは知名度のある有名なプロだけです。
大半のプロは雀荘で働きながらプロ活動を続けているか、サラリーマンをしながらリーグ戦に参加する兼業プロとして活動しています。
木原プロも15年以上に渡り雀荘のメンバーとして勤務しながらプロを続けていました。
しかし2013年に勤めていた雀荘を退職。
高らかにニートを宣言していましたが、実際には新しい形の麻雀プロの活動を模索し始めました。
生放送
木原プロはニコニコ動画内に自分のチャンネルを持ち、自分自身の番組を定期的に生配信しています。
内容は視聴者のメール質問に答えたり、自身が打った天鳳の牌譜を検討解説したりと盛りだくさん。
その場で天鳳実戦が行われることもあります。
質問は麻雀のことでも無関係な相談事でも大丈夫。その場で流れるコメントでの質問にも気軽に応じてくれます。
解説付きで麻雀が見ることが出来るのは非常に勉強になりますよ。
麻雀プロがブログやツイッターで情報発信することは珍しくありませんが、映像の配信はまだ少数派です。
しかも、それを個人で定期的に行っている人はほとんどいないでしょう。
ブロマガ
ニコニコ動画のチャンネルでブロマガも発行しています。
生放送は無料ですがブロマガは有料。
麻雀の戦術や自戦記、コラムなどを毎日更新で月額540円です。
これを高いと感じるか安いと思うかは人それぞれですが、一ヶ月ぶんの記事をまとめるとヘタな戦術本よりもはるかに有益な内容になりそうです。
麻雀家庭教師
木原プロは麻雀の家庭教師もやっていました。
天鳳とスカイプを使っての指導で、事前に生徒の牌譜チェックもしておいてくれるという本格的なもの。
料金もクイックマッサージ並みに格安だったので、忙しくなってしまった今では簡単に受講することは出来ないようです。
ちょっと変則的ですが、麻雀教室が塾だとすれば家庭教師がプロの仕事として成り立ってもおかしくはないですよね。
ただ、先生になるには誰もが納得するほどの高い雀力が必要になります。
雀風
麻雀は抽選と選択のゲームだ、と言ってはばからない木原プロ。
当然オカルト思考は全く無いデジタル雀士です。
天鳳の強者としてはかなり攻撃寄りの打ち筋。
雀王を獲得したときにも強引(に見える)な攻めでリードを広げて勝利をもぎ取りました。
細かい何切る議論や公式のような簡易デジタル打ちは好みません。
戦術本もほとんど読まないとか。
局面ごとに自分で考えるのが楽しいんじゃない、という考え方のようです。
[ad#co-1]木原プロの気になるあれこれ
知らない方は「木原プロってなんか怖そうだな」とか「真面目でとっつきにくそう」などと思うかもしれませんが全然そんなことはありません。
というわけで、麻雀にはあまり関係ないエピソードも集めてみました。
アニメ好き
木原プロはアニメ好きです。
天鳳のID名「罪歌」は人気アニメ「デュラララ」の登場人物から取ったもの。
過去最高のアニメは「コードギアス」だそうです。(今は変わっているかも)
はげちむ
流氷の紳士というゲーム用のキャッチフレーズがありましたが、今や誰も呼んでいません。
その100倍くらい使われているのが「はげちむ」という愛称。
年齢の割には全然キていないように見えますが、なぜか髪が薄い前提でネタにされます。
以前、生放送中に昔の免許写真を公開していました。
この写真が、現在の頭皮とは比較にならないかなり寂しいお姿。
そこから薬(ミノキシジル)を飲んで今の状態になったそうです。
う~ん、育毛剤のCMを見ているような気分。
おそらく「はげちむ」はこの変身過程で付けられたんじゃないでしょうか。
遅刻
「木原浩一」を検索しようとするとくっついてくる「遅刻」というワード。
数々の遅刻エピソードをファンに見せつけてきた歴史があります。
木原といえば遅刻、今やそんな認識になってしまいました。(ダメでしょ)
公開放送されていた雀竜位決定戦でもギリギリの到着。
後の生配信で、「タクシーが渋滞に巻き込まれた」とか「早く来て待っているのが好きじゃない」などと子供のような言い訳をしていました。
プロ連盟主催のマスターズ決勝でも電車の乗り過ごしをやらかしています。
こちらは完全な遅刻で、ペナルティーのマイナスポイントを背負う羽目になりました。
そのマイナスを取り戻すこと無く、ズブズブと沈んで早々に戦線離脱してしまいました。
木原ファンがいっぱい見に来ていたのに……。
木原プロと連盟
木原プロはかつて日本プロ麻雀連盟に所属していました。
90年代の後半くらいのことだと思われます。
比較的早めに退会。
しばらくして再び競技麻雀を打つためにプロ協会に入会したようです。
ちなみに連盟を辞めた理由は、リーグ戦に遅刻してペナルティーのマイナスポイントを受けてやる気をなくしたから、だそうです。
まるで成長していない……。
木原浩一は老け顔
木原プロは天鳳民に人気がありリスペクトしている人も多いです。
本人のIDは罪歌なのに「木原」とつくIDで打っている人が何人かいるようです。
有名なのは「木原浩一は老け顔」さん。
一度目にしたら忘れられないIDです。
適当な捨てIDではなく鳳凰卓で打っているプレイヤーです。
リスペクトしているかはわかりませんが。
もう一人は「木原豪一」さん。
十段予選を勝ち抜き、第六期天鳳名人戦に出場を決めた強豪です。
この人は本当に木原プロをリスペクトしているそうです。
木原浩一が土下座?
11期12期の雀王決定戦で鈴木たろうプロに連敗した木原プロが見せた土下座のパフォーマンス。
今見るとピンと来ませんが、ドラマ「半沢直樹」の大和田常務の真似をしています。
当時はウケていました。
他にも将棋のサトシン六段の「○○強いよね、序盤中盤終盤、隙がないと思うよ」を対局前のインタビューでまるまるパロディーにして使っていました。
これは当時でもしっかりスベっていました。
まとめ
木原浩一プロについてまとめてみました。
競技麻雀でタイトルを手にする実力と長年の雀荘勤務でしのいできた腕。
さらにネット麻雀での強さ。
それぞれの力を持ち合わせて、ハッキリ見える形で証明してくれていることが木原プロの支持される理由なんでしょうね。
もちろん意外にお茶目なところも人気の理由だと思います。
今後もいろいろな意味での活躍を期待しています。