鈴木たろうプロは日本プロ麻雀協会に所属するプロ雀士です。
協会最高峰のタイトル「雀王」を三連覇した最強の呼び声も高い打ち手。
2015年には麻雀の世界大会で準優勝に輝き、文字通り世界にその名を轟かせました。
その見る者を飽きさせない独特の麻雀は非常に人気があります。
そんな鈴木たろうプロについてまとめてみました。
[ad#co-2]Contents
鈴木たろうプロフィール
鈴木たろう(すずきたろう)
1973年10月4日生まれ
茨城県の出身
血液型はB型
趣味はポーカー・将棋
日本プロ麻雀協会(第5期前期生)
麻雀プロになったのは1997年。
日本プロ麻雀棋士会という団体に所属していましたが、2005年に日本プロ麻雀協会に移籍しています。
戦績
・第9・11・12・13期 雀王
・第15期 最強位
・第14期 無双位
・第4期 愛翔位
・第2期 優駿位
・第10回 BIG1CUP優勝
・第8回 野口恭一郎賞
・第10回 オータムチャンピオンシップ
2005年に棋士会からプロ協会に移籍した鈴木たろうプロは、連続昇級で2007年にはAリーグまで駆け上がり、2010年には第九期の雀王となりました。
他にも数々のタイトルを獲得しています。まさにタイトルコレクターと呼ぶに相応しい大活躍です。
2012年から14年には前人未到の雀王三連覇を成し遂げました。
現役プロ最強との声が上がるのもうなずける戦績ですね。
ちなみに鈴木たろうプロは合計4回雀王を獲っていますが、同じく4回雀王になっているのが鈴木達也プロ。おかげで歴代雀王の一覧には「鈴木」という名ががずらりと並んでいます。
プロ協会に入ったのは達也プロの方が先ですが、年齢やプロ歴はたろうプロの方が4年先輩になります。
世界大会
2015年に開催された世界最大級の麻雀大会「ワールドシリーズオブ麻雀」で鈴木たろうプロは準優勝に輝いています。
日本人としては過去最高の素晴らしい成績です。
その賞金額は日本円で約466万円。
タイトル料だけで食べているプロ雀士が存在しない日本麻雀界から見ると、なんとも夢のある金額ですね。
キャッチフレーズ
鈴木たろうプロのキャッチフレーズは「ゼウスの選択」。
このキャッチフレーズ、もともとはアーケードの麻雀ゲームに登場した時に付けられたものです。
ゲーム中のプロ雀士には大げさな名前が付けられがちですが、その中でも飛び抜けています。
ゼウスってことは全知全能の神ですからね。
もう1つ、「黒いデジタル」と呼ばれることもあります。
たろうプロはオカルト的思考を排除したデジタル雀士ではありますが、その打ち方は画一的なデジタル打法とは大きく異なります。
対戦相手の心理状況までも取り入れた独特な雀風を「黒い」と表現されているようです。
腹黒いみたいでイメージはあまり良くないですね。
趣味
趣味は将棋とポーカー。
将棋は「将棋倶楽部24」というネット将棋で2級から3級くらいの腕前だそうです。一般の将棋ファンの中では結構強い、町道場の有段者といったところでしょうか。
ポーカーは通常の5枚の手持ちカードで役を作るゲームではなく、戦略性の高い「テキサスホールデム」などのゲームの事でしょう。
プロ協会の選手の中で流行しているようです。
やはり戦略性のある頭脳ゲームを好むようです。
[ad#co-1]オカルトバスターズ
わんこ2人のお散歩なう、第39期最高位です!最強戦ファイナル、今回はこの3人が揃いました。超楽しみです!!写真は11年前、私子供みたい(;^_^A pic.twitter.com/jaeaWVuuN8
— 村上 淳 (@zunzuntantan) 2014年12月4日
プロ協会に入る前には小林剛(麻将連合)、村上淳(最高位戦)とともに三人で「オカルトバスターズ」というチームを組んでいました。
その頃の麻雀界は流れ派(オカルト派)全盛の時代です。
そんな中、論理的にオカルト雀士にモノ申すという雑誌の企画で組んだユニットでした。
オカルト雀士とはいっても相手は実績ある先輩ばかり。
雑誌の企画とはいえ、駆け出しの若手がそこに噛み付いていくとは随分思い切ったものです。
鈴木たろうは本名?
「鈴木たろう」が本名で無いことは本人が明かしています。
プロになる前に雀荘に入り浸っていた頃、麻雀ばかりしていたので「麻雀たろう」と呼ばれていました。
やがて麻雀が取れて「たろう」に。プロ入りしてからも周りに「たろう」と呼ばれ続けたのでそのまま名前にしてしまったそうです。
たろうプロの本名は非公開です。
芸名みたいなものですね。麻雀の世界では雀ネームと呼ばれます。
NMB48須藤凜々花の麻雀ガチバトル! りりぽんのトップ目とったんで!
今日はTwitterJapanさんで、
「りりぽんのトップ目とったんで!」
の収録です!が、この後TwitterでNMB48メンバー生配信対局をやりそうです😁
見てねー pic.twitter.com/LHXrFhsuu7
— 鈴木たろう@3/15最新麻雀本発売 (@SuzukiTaro_npm) 2016年7月12日
NMB48のりりぽんこと須藤凜々花さんの麻雀対局番組に、解説者として参加しています。
アイドルの番組にお呼びがかかるとは、これが世界2位のパワーか……と思いましたが、番組スタートは世界大会決勝より前でした。
番組は芸能界の麻雀好きをゲストに呼んで対局する王道の麻雀番組。
植田佳奈(咲・声優)や福本伸行(アカギ作者)など最強戦でお馴染みのメンツも出演しています。
中には萩原聖人(アカギ)の名前もありますね。こと麻雀に関してはアイドル相手でも容赦無いような気がします。大丈夫だったんでしょうか。
たろうの実戦動画
ものすごく遠いところからの混一色仕掛けです。
こういう無理気味な鳴きはたろうプロの得意技。
この時は上手く和了れましたが、仮に成就しなくても相手がこの仕掛けを見て守備に回ってくれればそれでもいい、という戦略です。
また、こういう仕掛けを数多く見せておくことで、本物のいい手が入った時に相手が油断して簡単に鳴かせてくれるという効果もあります。
「広告宣伝費を使っているからね」
たろうプロは自分のブラフ仕掛けをこのように語っていました。
まさか、これを初心者のアイドルに教えたりしてないですよね。
まとめ
鈴木たろうプロについてまとめてみました。
雀王三連覇に世界大会2位。
そしてアイドルと麻雀番組。
こうして活躍を並べてみると、単純な強さとは別な何かを「持ってるなあ」という感じがします。
これからもそのスター性と思いもよらない戦略麻雀で、私たちをワクワクさせて欲しいですね。