桜井章一と小島武夫は仲が悪い?伝説の雀鬼の交遊録

二十年間無敗の男、桜井章一。

雑誌誌上に伝説の雀鬼として登場すると、カリスマ的な人気で麻雀界を席巻していきました。

麻雀プロの団体とは異なる雀鬼会という組織を作って、雀鬼流の教えを指導していきます。

桜井氏の周りにはたくさんの人達が集まり、その交友関係は麻雀の世界だけにとどまらず、各界に広がっています。

その一方で、かつての盟友や仲間・弟子である人達とも袂を分かつことも多く、誰々と揉め事があった、などという噂も絶えません。

そんな雀鬼、桜井章一の交友関係についてまとめてみました。

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雀鬼会に参加もしくは親交のあった麻雀プロ


90年台はまさに雀鬼流の全盛期で多くの人達が雀鬼会に参加していました。

プロ団体との関係が悪化する前の90年代前半には、勉強のために参加していたプロ雀士も多数存在。

雀鬼会はプロではないので、団体に所属したまま掛け持ちする形になっても問題なかったんですね。

麻雀界で親交のあった人たちを挙げてみます。

阿佐田哲也

数々の文学賞を受賞している作家であり「麻雀放浪記」の作者。

桜井をモデルにした漫画作品などで、阿佐田との親交があったことが明かされている。

阿佐田側から桜井に言及している書籍は見つからないが、麻雀放浪記が映画化された際に牌技指導に桜井を抜擢したところから何らかの付き合いがあったことは間違い無さそうだ。

ちなみに桜井作品では阿佐田はあまり強い打ち手として描かれていない。

小島武夫

ミスター麻雀と呼ばれるプロ創世記の代表的存在。

現在では親交はほとんど無さそうだが、桜井がデビューして間もないころから第三回最強戦あたりの映像では、小島を「タケオさん」と呼んでいる雰囲気などから親しい間柄であったことが伺える。

その後の最強戦で弟子が連覇したあたりからプロ団体と仲違いして小島との付き合いも見られなくなった。

初期の桜井作品で小島は遊び仲間として描かれているが、別の作品ではTVでイカサマ技を披露した若いプロ(小島?)を叱責する場面なども描かれている。

逆に小島武夫の著作「ろくでなし」では、桜井にイカサマ披露のTV仕事を紹介したことや、イカサマを発見して足を蹴飛ばしたなどのエピソードが記されている。

ちなみに年齢は小島のほうが7歳年上。

井出洋介

かなり有名なベテランのプロ雀士。

桜井との不仲が噂される一人だが、古い映像では会話をしながら和気あいあいと対局をしている。

また第五期最強戦(95年)の映像の中でもにこやかに挨拶する場面があり仲の悪い様子は見られない。

後に井出が桜井を怒らせて詫びを入れさせられた、という話もあるが真偽は不明。

井出は、当時の近代麻雀が雀鬼流プッシュに傾きすぎて既存のプロ団体との距離を置き、その結果雑誌上の仕事が無くなったことをトーク番組で語っている。

その時期が関係悪化のターニングポイントだろうか。

伊藤優孝

日本プロ麻雀連盟所属のプロ雀士。

過去に雀鬼会に参加しており、その時期に第三期最強位を獲得した。

雀鬼会を離れてからも第一打に字牌を切らない雀鬼流の打ち方を続けていたが、最近では普通に切っている。

安藤満

2004年に亡くなった日本プロ麻雀連盟所属のプロ。

親交の深かった伊藤優孝が雀鬼会に入って力をつけたのを見て、自身も勉強のために一時期だけ参加した。

当時、タイトルを取りまくっていた強豪プロで、桜井の作品やコラムの中でも(珍しく)プロである安藤を褒めている場面がいくつか登場する。

土田浩翔

対子を大事にする独自の戦術を持つ、最高位戦日本プロ麻雀協会のプロ雀士。

雀鬼会に参加していた当時は日本プロ麻雀連盟に所属していた。

雀鬼会を描いた漫画に何度も登場したり、桜井が主人公のVシネマ「雀鬼5」に出演したりと関係は深かったが後に破門される。(大会で雀鬼流ではご法度のドラの暗刻落としをした)

破門後も第一打に字牌を切らない打ち方を続けていたが、(雀鬼流ではなく)これは趣味です、と本人は語っている。

最近ではネット番組の解説に桜井を引っ張り出してくるなど、関係改善の兆しがある。

片山まさゆき、馬場裕一


  〈答えてバビィ― 馬場 裕一 , 桜井 章一 ,片山 まさゆき (著)〉

麻雀漫画の第一人者である片山まさゆきとフリープロで麻雀ライターの馬場裕一も雀鬼会に所属していたことがある。

第一期麻雀最強戦が開催される時に雑誌読者からの出場リクエストが桜井に集中した。

桜井はこれを固辞し、自身をマンガのキャラクターとして登場させていた片山まさゆきを代わりに指名。

片山は見事に優勝して第一期最強位に輝いた。その後雀鬼会に参加する。

同時期に片山の友人であった馬場も雀鬼会に入門した。

当時は片山馬場コンビの麻雀出版物は非常に多かったがそこに桜井が登場することも少なくなかった。

近代麻雀で読者の質問に三人が会話形式で答える「答えてバビィ」という連載もあった。

その後、二人とも雀鬼会を離れるが、決定的な原因があったというよりは、自由な麻雀を求めて関係が自然消滅したという印象だ。

西原理恵子、山崎一夫

近代麻雀で「まあじゃんほうろうき」を連載していた漫画家の西原理恵子とギャンブルライターの山崎一夫の二人とも親交がある。

特に西原は「高原でマギー」(マギー司郎に似ている桜井とピクニックに行こう)という無茶企画を提案し、桜井もそれに応じるノリの良さを見せて読者を楽しませた。

2004年に出版された山崎の麻雀本に桜井の話を載せることを快くOKしたことや、2015年の山崎が書いている近代麻雀巻末コラムに西原とともに桜井と会ったエピソードが語られていることから、頻繁な付き合いはないが関係は良好なままなのが伺える。

飯田正人

2012年に亡くなった最高位戦日本プロ麻雀協会のプロ雀士。

雀鬼会に参加したことはないが、桜井の誌上対局デビューの相手であり雀鬼流の弟子とも最強戦で戦っている。

近い間柄ではなかったが、飯田のプロとしての真っ直ぐな姿勢を桜井も高く評価していた。

藤原隆弘

日本プロ麻雀連盟に所属するプロ雀士。

雀鬼会にも所属していた。

採譜や大会運営に長けており当時の雀鬼会に尽力した。

最近では堀内正人十段戦失格事件の審判長として槍玉に挙げられたことが記憶に新しい。

現役の麻雀プロたちとの交流

桜井氏は長らく麻雀プロの世界とは距離をおいていましたが、最近ではどういう心境の変化か現在活躍しているプロたちとも多少の交流を始めています。

近代麻雀の付録のDVDを見てその内容についてコラムに書くことも増えました。

森山茂和

現日本プロ麻雀連盟会長の森山茂和プロ。

かなりのベテランプロで現役とはいえないが、2013年に近代麻雀オリジナル誌上での二人の対談がプロ連盟との関係の雪解けのきっかけとなったので書いてみた。

後に森山の会長就任祝賀会にも出席して壇上で挨拶。

2013年の麻雀最強戦では二人並んで解説席に座った。

しかし、十段戦の八百長事件などで森山に批判が集まっている時期だったので、この親交は桜井にとってはマイナスでしかなかったようだ。

ちなみに最強戦での二人の解説は、麻雀観が違いすぎて全く合っていなかった。

現在の仲はあまりよく無さそうだ。

佐々木寿人

日本プロ麻雀連盟の知名度が高い中堅プロ雀士。

桜井に攻撃的な打ち筋が気に入られたのか、プロ連盟との関係改善後は良好な交流が見られた。

佐々木本人もVシネマ「雀鬼」を何度も繰り返し見ていたことなどをコラムで明かしている。

だが、佐々木がプロになる前に「フリーで1000万貯めた男」として近代麻雀ゴールドで売り出されたときには、桜井は佐々木を痛烈に批判していた。

「最強だって。オレんとこへ来てみろよ」と怒りを吐き出す様子がゴールド付属のDVDに収録されている。

もっとも怒りの矛先は佐々木本人へというより、雑誌の編集部に向けられていたようではあったが。

小林剛

麻将連合-μ-(ミュー)に所属する現在活躍中のプロ雀士。

スーパーデジタルと呼ばれる打ち筋は桜井のそれとは対極にあたる。

気の合わなそうな二人は2015年に対談。

近代麻雀の付録DVDに収録された対談は和やかな雰囲気で進み、小林も礼を欠かないギリギリのラインで自説を曲げなかった。

しかし、桜井はコラムやブログで対談での小林のことを批判。

その後、解説で呼ばれたニコニコ動画での公開対局では小林ににこやかに接している。(どっちなんだよ)

桜井はその解説時に、小林のキャッチフレーズ「スーパーデジタル」を「アダルトビデオ」と呼び間違っている。すごい間違え方だ……。

多井隆晴

RMUの団体代表を務めるプロ雀士。

小林に続いて桜井と対談して近代麻雀に掲載された。

相手に話を合わせる口のウマさと、多井の師匠筋が桜井と旧交のあるプロたちであることもあり話は弾んでいた。

桜井のコラムやブログを見る限りは、多井のことを気に入っているようだ。

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麻雀界以外での交友関係

桜井章一氏の元にはアスリートや各界の著名人などが集まることも多いです。

麻雀以外の交友関係もかなり広いようですね。

なんだかんだと言われても、それだけ魅力のある人物だということでしょうか。

ヒクソン・グレイシー

格闘技ファンの桜井が親友と言ってはばからない格闘家。

対談を機に親交が深まった。

ヒクソンが来日した試合の映像ではリングサイドに桜井の姿を見ることが出来る。

ヒクソンが山ごもりの際に使った木の杖を家宝のように自宅に飾っている様子がTV取材で放映された。

400戦無敗と二十年間無敗というふわっとした二人の戦績がややかぶる。

羽生善治

全7タイトルのうち常に幾つかを保持しているため、今が何冠なのかわからなくなるほどの最強棋士。

対談や二人での講演会が開催されたほか、羽生が聞き手となっている桜井のインタビュー本なども出版されている。

桜井の経営する雀鬼会道場に羽生が訪ねてくる様子も雑誌やブログの写真で見ることができ、密接な関係であることが伺える。

鍵山秀三郎

イエローハットの創業者で掃除の達人でもある鍵山秀三郎氏とも親交がある。

講演会や対談などだけでなく、共著で本も出版された。

近代麻雀にDVDがつき始めた頃に、雀鬼会の弟子たちが鍵山に掃除の指導を受ける映像が収録されていた。

麻雀雑誌の付録で何を見せられているんだ……と思った記憶がある。

平野早矢香

卓球女子の平野早矢香選手も現役時代に桜井に指導を受けたことがある。

桜井の著書で対談相手として登場したりと親交は深く、現在も続いている。

中邑真輔

プロレスラーの中邑真輔は桜井を師匠と慕い、雀鬼流道場で公開練習を行ったこともある。

異色の光景で当時は話題になった。

そもそも、桜井本人が道場生を相手に麻雀指導からいきなりパンチの指導が始まったり、相撲を取らせたりと何でも格闘方面に持って行きたがるフシがある。

桜井の子供っぽさというか中二病的なところが垣間見える。

よしもとばなな

作家のよしもとばなな氏とも共著や対談の経験がある。

雀鬼会のブログにもたびたび登場している。

勝負事や格闘技とは縁のない意外な組み合わせだ。

藤田晋

サイバーエージェントの藤田社長はかつて雀鬼会に所属していた。

現在では麻雀業界のスポンサーになったり本人も打ち手として大会に参加したりと精力的で、もはや麻雀界の人と言えなくもない。

桜井との共著で本を出版している。

現在の打ち筋は雀鬼流とは異なるようだ。

デラ☆とよまる

変わったところでは、芸術家でありパチンコタレントのデラ☆とよまるも雀鬼会に所属していたことがある。

桜井を車で送り迎えするなどかなり深く関わっていたようで、その頃の様子はヒロシ・ヤング著のパチプロインタビュー本「パチンコで生きていく技術」に詳しい。

雀鬼会大会のドキュメンタリー映像でも活躍を見ることできるし、桜井が主人公のVシネマ「真・雀鬼6」では敵役として出演している。

この真・雀鬼出演時の演技の大根ぶりは今でもからかわれることがあり、本人もブログなどでネタにしている。

現在は桜井との交流はないようだ。

まとめ

桜井章一氏の交友関係で有名なところを並べてみましたがいかがでしたか。

やはり勝負の世界に生きる人や格闘関係の知り合いが多いですね。

麻雀界ではデビューのきっかけとなった阿佐田哲也や小島武夫と関係の深いプロ連盟のつながりが多かったようです。

最高位戦とはあまり仲が良くなかったような……。

でも、最近の若手とは所属団体関係なく接しているようですね。

くっついたり離れたりと忙しい人間関係ですが、それでもこれだけ人が集まってくるということは、やはり魅力ある人物だということでしょうね。

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